...「茶坊主」のような小柄な男性のことを揶揄的に指す...
...子供の頃、友達が「茶坊主」の格好をして遊んでいた...
...思いがけず出会った茶坊主の老人に、心温まる話を聞かせてもらった...
...あの人は、茶坊主のように小柄だけれど、パワフルな性格をしている...
...彼女は、茶坊主のように元気いっぱい、いつも周りを明るくしてくれる...
...と末座に丸くかしこまっている茶坊主(ちゃぼうず)の玄斎に勝手に話掛け...
太宰治 「新釈諸国噺」
...その老人に茶坊主の如く阿諛追従(あゆついしょう)して...
太宰治 「如是我聞」
...茶坊主でしょう? 勝負はもう...
太宰治 「庭」
...お茶坊主(ちゃぼうず)のような遊戯―――殊(こと)に...
谷崎潤一郎 「秘密」
...斉興は、茶坊主笑悦を、調所(ずしよ)笑左衛門と改名させて登用し、彼の献策によって、黒砂糖の専売、琉球を介しての密貿易(みつがい)を行って、極度の藩財の疲弊を、あざやかに回復させた...
直木三十五 「南国太平記」
...饒舌を売るお茶坊主だの幇間だのと云ふ職業が...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...蝶昇の茶坊主と馬場...
永井荷風 「深川の散歩」
...ついでがあらば弔(とむら)ってやって下さいとお茶坊主が言った――義元といえば哀れなものさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...茶坊主に頭を下げる謙徳(けんとく)があるならば...
夏目漱石 「野分」
...お茶坊主のような家来に...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...お茶坊主が迎えに来た...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...茶坊主は茶坊主で終ったかどうかはここでは問題外として...
山本周五郎 「さぶ」
...今ごろ戯作者や茶坊主はどうして食っているだろう」と話し合ったと...
山本笑月 「明治世相百話」
...アノ申上げます」とお茶坊主が慌しく二人の前に手を突いた...
夢野久作 「名君忠之」
...富山から国境を脱して来たひとりの茶坊主があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...佐々どのの茶坊主とかいう其許(そこもと)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...茶坊主の端となって住みこんでおりましたところ...
吉川英治 「新書太閤記」
...大殿様とよぶ御隠居付きお茶坊主であった...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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