...安菓子を滅茶々々に腹の中につめ込んだり...
有島武郎 「骨」
...お蔭で滅茶々々(めちゃめちゃ)になってしまった...
大阪圭吉 「香水紳士」
...下手(へた)に出しゃばったら、滅茶々々だ...
太宰治 「故郷」
...おかげで折角の真打ちの語り物がとうとう滅茶々々にされてしまった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...しっかりしたおこえでお茶々どのをお叱りになって...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...滅茶々々にかき廻され...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...滅茶々々に斬つて到頭止(とゞ)めを刺し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの通り滅茶々々で――」與之助の指した方を見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...と滅茶々々に縛って行くのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...敷居には滅茶々々に傷が付いてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太鼓が破れて滅茶々々だ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...滅茶々々に砕いてみるか...
森本薫 「みごとな女」
...けれど、勝家がそこへ臨(のぞ)むと、茶々も初姫も、末の姫も、いいあわせたように変な顔をしてしまって、ホホともケロとも、笑わなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一の姫の茶々は、秀吉の側室に入って淀君(よどぎみ)となり、次の姫は、京極高次(きょうごくたかつぐ)の正室に...
吉川英治 「新書太閤記」
...さすがに、姉姫の茶々は、もうはじらいを知りそめて、「指さしたりしてはいけません...
吉川英治 「新書太閤記」
...正妻の寧子に仕えている女たちは、三姫のうちでも、殊に、姉姫の茶々が、亡き母のお市の方にもまさる天質の美人なのに心をいためて、(茶々のお方も、もう十八でございますもの...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこで彼は、近ごろ、北国から連れ帰った十五歳の摩耶子(まやこ)を、わざと、茶々の前で、愛して見せた...
吉川英治 「新書太閤記」
...茶々を愛する如く...
吉川英治 「新書太閤記」
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