...『目が眩む様なもんですから滅茶々々で...
石川啄木 「病院の窓」
...お茶々の商売を致してましたのです...
上村松園 「昔尊く」
...下手(へた)に出しゃばったら、滅茶々々だ...
太宰治 「故郷」
...じっさい大地ほども根づよい既成観念のことごとくを滅茶々々に破壊する戦争行為が第一だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...お茶々どのを御らんなされましてきゅうにおぼしめしがかわったのでござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...しかし迷亭君見たように余計な茶々を入れて打(ぶ)ち壊(こ)わすのは善くないと思う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...現今の社会を目茶々々(めちゃめちゃ)に破壊(はかい)しようというごとき簡単な案では...
新渡戸稲造 「自警録」
...滅茶々々にもつれ合ふ中を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身體の傷は想像以上に滅茶々々です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...衣紋が滅茶々々に崩れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは俺は知らない――兎も角お前の顏を滅茶々々に潰すつもりで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...敷居には滅茶々々に傷が付いてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あとはもう滅茶々々で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腹が立って腹が立って……三十七千載一遇の好機会も松に邪魔を入れられて滅茶々々になって了ったが...
二葉亭四迷 「平凡」
...殘した金も滅茶々々になつて...
三島霜川 「自傳」
...茶々が、イヤな小父さま、と自分を嫌ってきだしたのを、彼は、それこそ、茶々の成長とながめて、秘夜、茶々が彼の頬ッぺたを爪で引ッ掻いても、うしろを向けて、身を鞠(まり)のように固く丸めて夜もすがら解(と)かずにいても、決して、怒(いか)ったり、暴力の征服に出たりすることはなく、かえって、その可憐(かれん)さを、彼自身が、にこにこ、守り見つめている風だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...茶々を愛する如く...
吉川英治 「新書太閤記」
...いちいち茶々を入れられるほどの閑人だったとしたら...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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