...彼は茱萸(ぐみ)の枝に衣(きもの)の裾(すそ)を引っかけながらすぐ傍へ往った...
田中貢太郎 「蟇の血」
...滑かの 765皮の山茱萸(やまぐみ)一齊に搖る時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...余り食べつけない茱萸(ぐみ)でも口にするやうな野趣があつた...
徳田秋聲 「浪の音」
...茱萸の木から暫くで道は五十里(いかり)川の岸へ出る...
長塚節 「痍のあと」
...呉茱萸(ごしゅゆ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...九十七番目のも――」茱萸型...
野村胡堂 「百唇の譜」
...そしてこの二つがともに茱萸であるようだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...俗名の方では混じて両方が茱萸となっている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...茱萸を談じ得る人とはいえない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...前に書いたように茱萸はすなわち呉茱萸で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また携えて行った茱萸(呉茱萸)を投入した茱萸酒を飲み...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そのE. officinalisDode. である方の呉茱萸の生本はまだ日本へは来ていない...
牧野富太郎 「植物記」
...我邦人が旧(ふる)くから茱萸をグミと訓ずるのは固より誤りである...
牧野富太郎 「植物記」
...そして呉茱萸でも食茱萸でも何れもグミの様な実は生らぬ...
牧野富太郎 「植物記」
...この詩は本当の山茱萸のそれではなくてこれは山地の茱萸であろう...
牧野富太郎 「植物記」
...駄菓子屋などを覗(のぞ)いて見ても茱萸を売っている処はない...
正岡子規 「くだもの」
...一間半ばかりの苗代茱萸が累々(るいるい)としてなって居った...
正岡子規 「くだもの」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??