...滑かの 765皮の山茱萸(やまぐみ)一齊に搖る時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...茱萸(ぐみ)の枝が落ちていた...
中勘助 「島守」
...菊の花または茱萸(ぐみ)の実を摘(つ)んで詩をつくることは...
永井荷風 「十九の秋」
...茱萸(ぐみ)のような紫色の果を啄(ついば)んでいる...
中島敦 「環礁」
...呉茱萸(ごしゅゆ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一方の腕をたくみに水の上にのばせてゐる茱萸の樹の枝から枝へ吊つたハムモツクで...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...陳子(ちんこうし)の著『秘伝花鏡(ひでんかきょう)』の茱萸の条下に「味辛辣如レ椒」と書いてある通りである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...俗名の方では混じて両方が茱萸となっている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...前に書いたように茱萸はすなわち呉茱萸で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...次の詩は中国の詩人が茱萸を詠じたものである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また食茱萸であるか何(いず)れかである...
牧野富太郎 「植物記」
...ゆえにこの九月九日の茱萸をグミと思うはこの上もない見当違いである...
牧野富太郎 「植物記」
...しかし時とすると食茱萸もまた用うる事があるとの事である...
牧野富太郎 「植物記」
...○苗代茱萸(ぐみ)を食いし事 同じ信州の旅行の時に道傍の家に苗代茱萸が真赤になっておるのを見て...
正岡子規 「くだもの」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...宇乃は実の生っている茱萸の枝を持っており...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「茱萸の実は赤くなれば...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...二階などからはわたしの庭とも眺められるその松原にはまた無數の茱萸(ぐみ)の木が繁つてゐる...
若山牧水 「家のめぐり」
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