例文・使い方一覧でみる「茣蓙」の意味

...孰（いず）れも着茣蓙（きござ）を羽織って... 孰れも着茣蓙を羽織っての読み方
押川春浪補「本州横断　痛快徒歩旅行」

...土の上の茣蓙（ござ）へ坐つて張りものの押しをして... 土の上の茣蓙へ坐つて張りものの押しをしての読み方
鈴木三重吉「桑の実」

...あの茣蓙枕の殺風景は堪へられない... あの茣蓙枕の殺風景は堪へられないの読み方
種田山頭火「行乞記」

...洒（しや）れた花茣蓙と頭へ来るやうな香りの花で飾られた部屋――重い真黒な材で造つた葡萄牙ロコヽ風の珍らしい長椅子がある（その上で彼女は... 洒れた花茣蓙と頭へ来るやうな香りの花で飾られた部屋――重い真黒な材で造つた葡萄牙ロコヽ風の珍らしい長椅子がある（その上で彼女はの読み方
ボードレール富永太郎訳「計画」

...茣蓙（ござ）で包まれている――）と聴くと... 茣蓙で包まれている――）と聴くとの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...柳の下に茣蓙（ござ）を敷いて... 柳の下に茣蓙を敷いての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...茣蓙（ござ）を張つたまゝポカリと引剥ぐと... 茣蓙を張つたまゝポカリと引剥ぐとの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...眞新しい茣蓙（ござ）と毛氈（まうせん）を染めて... 眞新しい茣蓙と毛氈を染めての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...まさか茣蓙（ござ）をかかえて... まさか茣蓙をかかえての読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...と心配してか一枚の茣蓙を負っている... と心配してか一枚の茣蓙を負っているの読み方
村山俊太郎「平泉紀行」

...茶汲み茣蓙敷（ござし）きに老いたる男と添う者もゴケであった... 茶汲み茣蓙敷きに老いたる男と添う者もゴケであったの読み方
柳田国男「木綿以前の事」

...そうして待構えていて茣蓙（ござ）で押えて殺してしまった... そうして待構えていて茣蓙で押えて殺してしまったの読み方
柳田国男「山の人生」

...どちらも茣蓙（ござ）で包んで上箱に入れて... どちらも茣蓙で包んで上箱に入れての読み方
夢野久作「女坑主」

...表のタタキに茣蓙（ござ）を被（かぶ）せたまま置いてある... 表のタタキに茣蓙を被せたまま置いてあるの読み方
夢野久作「衝突心理」

...起上る力も無いまま茣蓙（ござ）の上に半身を起して... 起上る力も無いまま茣蓙の上に半身を起しての読み方
夢野久作「超人鬚野博士」

...古茣蓙（ござ）の寝床へコロリと横になって眼を閉じた... 古茣蓙の寝床へコロリと横になって眼を閉じたの読み方
夢野久作「笑う唖女」