...茗荷の塩漬よりもね...
薄田泣菫 「茶話」
...酒をすすめ茗(ちゃ)を烹(に)た...
田中貢太郎 「西湖主」
...ウソもカネも多いだらう!小郡駅待合室汽車がいつたりきたりぢつとしてゐない子の暑いこと・ふるさとの或る日は山蟹とあそぶこともして飲めるだけ飲んでふるさと・酔うてふるさとで覚めてふるさとで・ふるさとや茄子も胡瓜も茗荷もトマトも・急行はとまりません日まはりの花がある駅・風は海から冷たい飲みものをなかに七月二十八日晴れて暑い...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「草木塔」
...私が最後に茗荷谷(みょうがだに)のほとりなる曲亭馬琴(きょくていばきん)の墓を尋ねてから...
永井荷風 「伝通院」
...茗荷谷(みょうがだに)を向(むこう)へ上(あが)って七八丁行けば小日向台町(こびなただいまち)の余が家へ帰られるのだが...
夏目漱石 「琴のそら音」
...抱き茗荷(めうが)のやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉茗館(ぎょくめいかん)という旅館の娘だったので...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...夫より茗橋々下茶店にて待月...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「中秋後一夕、陪茶山先生、歩月茗渓、途値臼田才佐、遂同到礫川、賞咏至夜半」と云ふのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...芳茗連家売...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...坐則煮茗插花...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...『喫茗雑話(きつめいざつわ)』の載する所は三分の一にも足りない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...太田玉茗や宮崎湖処子...
柳田国男 「故郷七十年」
...だから君子の記憶に抱茗荷があろうはずはないのである...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...河井醉茗の五十年の祝をした時...
横瀬夜雨 「女子文壇の人々」
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横瀬夜雨 「花守」
...茗荷谷(みょうがだに)の異人屋敷に縛りつけられていたのを...
吉川英治 「江戸三国志」
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