...小鳥は茂みのなかで跳びながらさえずっていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...それを見るが早いか、アヒルの子は、いま降ったばかりの雪の中の、茂みの中へ、とびこみました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...山の茂みの中へ連れ込み...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...灌木(かんぼく)の茂みの形のみならず...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...川向こうを見ると城の石垣(いしがき)の上に鬱然(うつぜん)と茂った榎(えのき)がやみの空に物恐ろしく広がって汀(みぎわ)の茂みはまっ黒に眠っている...
寺田寅彦 「花物語」
...花壇の中にゼラニュームやペチュニアの茂みの間から伸び出てる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...葦の茂みをさらさらと渡る凉風だったが...
豊島与志雄 「初秋海浜記」
...尺余の植物の茂みをあちこちにそよがしている...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...庭の茂みは静まりかえり...
豊島与志雄 「波多野邸」
...植込の茂みの葉裏のせいか...
豊島与志雄 「古井戸」
...植込みの茂みに流れかかっていた...
豊島与志雄 「古井戸」
...ある深い茂みのなかへ入りこんだのだが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...この茂みは妙な――とても妙な茂みだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...以前はただ小さな灌木(かんぼく)の茂みで無雑作(むぞうさ)に縁(ふち)どられていたその庭園は...
堀辰雄 「美しい村」
...そのバンガロオのまわりに緑の茂みがあり...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...芝生に灌木の茂みがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...白楊(はくよう)の茂み...
吉川英治 「新・水滸伝」
...匂(におい)ザクラの茂みでは...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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