...斎藤茂吉(さいとうもきち)氏の「赤光(しゃっこう)」の歌がわれわれを喜ばせたのはその歌の潜在的暗示に富むためであった...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...茂夫の家では、父が会社の書記をしていて、母が店の方をやっており、其他に十二歳の妹と九歳の弟とがいること、などを彼は聞き知った...
豊島与志雄 「同胞」
...あの茂太郎がそう言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこいらに茂太郎が見えましたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...やってみましょうか」「やってごらん」そこで茂太郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...茂太郎の手を引いたまま...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次は茂七の側に寄りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先刻(さっき)平次の家へ来たお茂与...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...飛んだ我儘を申しあげて、――ところが、宜い鹽梅(あんばい)に、與茂吉は、許されて戻りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前田夕暮氏でも齋藤茂吉氏でも...
萩原朔太郎 「追憶」
...二人の寮生が秋草茂る校庭に立った時...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...蘇鐵の株がこれ亦た庭木の如く繁茂してゐる...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...あの山のいろんな茂みの間を...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」「尾張大納言」は茂徳(もちのり)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...カメラマンの田村茂氏がみえまして...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...山川相せまって草木の茂れるは...
吉川英治 「三国志」
...若い茂時はただ、赤くなっている...
吉川英治 「私本太平記」
...面を上げんか!」堀尾茂助も云い...
吉川英治 「新書太閤記」
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