...彼女は英断を下して、新しい仕事を始めることに決めました...
...野球チームの監督は、試合中に英断を下し、選手の起用を変更しました...
...英断を下すことは決して易しいことではありません...
...会社の経営者が英断を下し、リストラを実行することになりました...
...今回の問題に対して、政府は英断を下し、適切な対応を取ることが必要です...
...彼が遷都の英断も...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...葉子は倉地が葉子のためにして見せた大きな英断に酬(むく)いるために...
有島武郎 「或る女」
...その勢い一転してまた未曽有(みぞう)の大改革たる廃藩置県の一英断を来たせり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...峻厳な英断を敢行するものだな...
戸坂潤 「社会時評」
...決して憲法を中止するが如き大英断を施し得る如き人物に非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...父は役柄とはいえ、絶えず面白く遊びうまい物を食うので、家族にも何か面白い遊びをさせようと思い、出入の者も勧めるので、遂に大英断で、四条の大芝居を見せるということになった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...実にこれらの美術をば惜気(おしげ)もなく破壊して兵営や兵器の製造場(せいぞうば)にしてしまったような英断壮挙の結果によって成ったものである事を...
永井荷風 「日和下駄」
...それが吉田首相の大英断によって大幅に切り捨てを行ない...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...夷侠攘斥の御英断承知仕り度(た)き存志にて滞京罷(まか)り在(あ)り候...
服部之総 「新撰組」
...非常な英断と云わなければならない...
山本周五郎 「新潮記」
...誠に大英断である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「決して遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)している問題ではない」ここにおいて、彼は、大英断を以て、直ちに全戦線の総退却を決意した...
吉川英治 「三国志」
...大英断を要しよう...
吉川英治 「私本太平記」
...このさいにおける英断には...
吉川英治 「私本太平記」
...御英断を願わしゅうぞんじまする」すると公卿たちのあいだで...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の大英断と、部下の大猛烈と、ふたつの合致からここに現出された未曾有(みぞう)な光景を、その夜、夜半頃には、信長も自身、山上へのぼって来て、まざまざと眼に見ていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...親鸞の寛大と英断に驚く者もあったが...
吉川英治 「親鸞」
...この谷川君の英断にも私は心から感謝した...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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