...書類を呈出する。...
...証拠品を呈出する...
...話題を呈出する。...
...食事を呈出する。...
...声を呈出する。...
...その宗の者は戸長役場に結婚届を呈出するを要せず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...三度顔を出して突飛な愚問を呈出して...
太宰治 「佳日」
...彼が幕府に「太陽窮理了解」説の譯述を命ぜられた(これは安永三年に「天地二球使用法」を譯述して呈出したのに基いてゐるといふ)のは五十八歳のときであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...密貿易の証拠として御老中へ拙者より呈出しおる物は...
直木三十五 「南国太平記」
...すなわちその機構的フンクチオンの深い象徴的運用として存在するのではないかということに対する問題の呈出である...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...すぐ問題を呈出した...
夏目漱石 「虞美人草」
...赤毛布にも小僧にもこの質問を呈出しなかったんでも分る...
夏目漱石 「坑夫」
...時には思いも寄らぬ結果を呈出して熱湯とまで沸騰(ふっとう)する事がある...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...近々(きんきん)の内水島君は博士論文でも呈出して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...先刻(さっき)から袷(あわせ)一枚であまり寒いので少し運動でもしたら暖かになるだろうと云う考から主人はこの先例のない動議を呈出したのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一人一人の實に長い御機嫌奉伺が數限りもないお辭儀を添へて呈出されてゐるかと思ふと...
野上豐一郎 「奈良二題」
...『ローリーさんが海へ飛び込む毎日の正確な時間表』を呈出した...
久生十蘭 「キャラコさん」
...担当の捜査課長からもほどなく報告書が呈出されることになっております...
久生十蘭 「魔都」
...理性的な文学本質の呈出としての表現に代り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...殿のお手許へ呈出しました名簿...
山本周五郎 「思い違い物語」
...再度の訴状を呈出した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...過酷な罪科に処された者の名簿も呈出したということだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼は神から一つの試験問題を呈出されてまごついた...
横光利一 「火の点いた煙草」
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