...書類を呈出する。...
...証拠品を呈出する...
...話題を呈出する。...
...食事を呈出する。...
...声を呈出する。...
...編輯長のところへ少し得意で呈出したら...
太宰治 「兄たち」
...三度顔を出して突飛な愚問を呈出して...
太宰治 「佳日」
...」さらにこのプーチヤチン署名の書翰の日付をみると八月三十一日で箱館奉行へ呈出されたものであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...先づ青軒翁が紹介状を呈出し面談の栄(えい)を得ん事を請願せしが...
永井荷風 「書かでもの記」
...作家が評家に呈出する答案はかくのごとく多種多面である...
夏目漱石 「作物の批評」
...多様の作家が呈出する答案を検閲するときにあたって...
夏目漱石 「作物の批評」
...一時は御三(おさん)から放逐論(ほうちくろん)さえ呈出(ていしゅつ)された事もあったが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「寒月君博士論文はもう脱稿するのかね」と主人が聞くと迷亭もその後(あと)から「金田令嬢がお待ちかねだから早々(そうそう)呈出(ていしゅつ)したまえ」と云う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...吾輩が彼等に向って示す怒りの記号も何等の反応を呈出しない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...こう云う男だからこんな奇問を細君に対(むか)って呈出するのも...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...嶄新(ざんしん)な名案を呈出するに違ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自殺の報告書を呈出させてアッサリこの事件を決済してしまうつもりでいたところ...
久生十蘭 「魔都」
...どのような作品が農民作家によって呈出されたであろうか?ファジェーエフは「ラップ」の作家だ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...十月に棠軒は「公債証書買上願」を呈出した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「事実なら要だな」――十左はいつでも証拠を呈出すると申しておりました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...国目付に呈出した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...署名は陸奥守下中士共とあったそうで、またこれとはべつに、飯淵三郎右衛門、大河内三郎右衛門ら五人が申し合わせ、国目付が江戸へ帰任する途中、伊達桑折の宿(しゅく)で面会を求めて、訴状を呈出した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...また三木氏の呈出した重要なこの課題にまで...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
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