...書類を呈出する。...
...証拠品を呈出する...
...話題を呈出する。...
...食事を呈出する。...
...声を呈出する。...
...編輯長のところへ少し得意で呈出したら...
太宰治 「兄たち」
...御身御自身の手により呈出して下さるよう願い上げます...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...加護と祝福とを垂れたまわんことを!一九一六年十二月九日オストリニウム市において元駆逐艦シャッガァ号乗組機関長海軍機関大尉マイエル・ブルメナウ航海長海軍大尉ヘラァ・ルドウィッヒ主計長海軍主計中尉ウィットマン・クルーゲル万国地学協会もしくばライプチヒ大学に呈出せらるべき...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ハリスが呈出したる草案に拠り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼が幕府に「太陽窮理了解」説の譯述を命ぜられた(これは安永三年に「天地二球使用法」を譯述して呈出したのに基いてゐるといふ)のは五十八歳のときであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その両様の意味で受け取られるところの一つの警告をここに呈出し...
中井正一 「絵画の不安」
...赤毛布にも小僧にもこの質問を呈出しなかったんでも分る...
夏目漱石 「坑夫」
...そう頑張(がんば)っていてはついには正宗の名刀で速射砲と立合をするような奇観を呈出するかも知れません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...君はあまり鼠を捕(と)るのが名人で鼠ばかり食うものだからそんなに肥って色つやが善いのだろう」黒の御機嫌をとるためのこの質問は不思議にも反対の結果を呈出(ていしゅつ)した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...吾輩が彼等に向って示す怒りの記号も何等の反応を呈出しない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...聞かれた人はこの問を呈出した者を馬鹿と云うだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どう云う訳だろう」と独仙君は独仙君だけに時局問題には関係のない超然たる質問を呈出した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...嶄新(ざんしん)な名案を呈出するに違ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一人一人の實に長い御機嫌奉伺が數限りもないお辭儀を添へて呈出されてゐるかと思ふと...
野上豐一郎 「奈良二題」
...殿のお手許へ呈出しました名簿...
山本周五郎 「思い違い物語」
...精しく記して左近頼該に呈出したいと思ったからである...
山本周五郎 「新潮記」
...国目付に呈出した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼は神から一つの試験問題を呈出されてまごついた...
横光利一 「火の点いた煙草」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??