...その苫船(とまぶね)の中に何事かあることを悟ったので...
泉鏡花 「悪獣篇」
...苫がばらばらと煽(あお)ったが...
泉鏡花 「悪獣篇」
...苫の隙間から外を見ると...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...一知念城内僅に三十間不足狭所に苫かけ桟敷七八間為作産...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...苫(とま)をかかげて外へ眼をやると...
薄田泣菫 「独楽園」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...そのあとに磯目と苫屋がついている)沓掛の...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...苫屋 ちえッ、三蔵の腕ッ節が強いからこうして三人撰り抜きで来ているのだい...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...(三蔵の家の戸を叩く)苫屋 (鼻をつまみ作り声をして)今晩は...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...苫屋 畜生め...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...年経つる苫屋(とまや)も荒れてうき波の帰る方にや身をたぐへましこれは実感そのまま書いただけの歌であるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...備中吉備(きび)郡池田村大字見延字中島小字荒毛(こうげ)同都窪(つくぼ)郡大高村大字安江字稿毛場(こうげば)備前児島(こじま)郡琴浦村大字小田之口字泉苔(いずみこうげ)同 同荘内(しょうない)村大字小島地字峡下(こうげ)同上道(じょうどう)郡古都(こづ)村大字宿字広原(こうげ)美作苫田(とまた)郡芳野村大字宗枝(むねえだ)国字岡原(こうげ)ノ脇(わき)西部播磨には芝と書いたものが多く...
柳田國男 「地名の研究」
...この苫(とま)舟の世帯が...
吉川英治 「江戸三国志」
...苫(とま)をかけて...
吉川英治 「私本太平記」
...五枚の苫(とま)をはねてあるので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...船板を上げたり苫を剥(め)くったり...
吉川英治 「旗岡巡査」
...苫(とま)の陰から...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それらしいのが今沖から見えて来たとの知らせに小舟の苫(とま)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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