...人生は苦楽の入れ替わりで成り立っている...
...浮生苦楽を共にする...
...されバ両村の人民ハ起臥共に苦楽を同じふするの運命を有するなり...
田中正造 「非常歎願書」
...プラトン社より「苦楽」が出て...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...故に夫婦苦楽を共にするの一事は努(ゆめゆめ)等閑(なおざり)にす可らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...人を放ちてともに苦楽を与(とも)にするに若(し)かざるなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...苦楽喜憂恰も男子手中の玩弄物と言うも可なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...今の世界に人間普通の苦楽を嘗(な)めて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...報知新聞の一件ばかりでない、政治上に就(つい)て私の言行は都(すべ)てコンな塩梅(あんばい)式で、自分の身の私に利害はない所謂(いわゆる)診察医の考(かんがえ)で、政府の地位を占めて自(みず)から政権を振廻(ふりま)わして大下の治療をしようと云う了簡はないが、如何(どう)でもして国民一般を文明開化の門に入れて、この日本国を兵力の強い商売繁昌する大国にして見たいと計(ばか)り、夫(そ)れが大本願で、自分独り自分の身に叶う丈(だ)けの事をして、政界の人に交際すればとて、誰に逢うても何ともない、別段に頼むこともなければ相談することもない、貧富苦楽、独り分に安(やす)んじて平気で居るから、考(かんがえ)の違う役人達が私の平生を見たり聞(きい)たりして変に思うたのも決して無理でない、けれども真実に於(おい)て私は政府に対して少しも怨(うらみ)はない、役人達にも悪い人と思う者は一人もない、是(こ)れが封建門閥の時代に私の流儀にして居たらば、ソレコソ如何(いか)なる憂き目に逢(あっ)て居るか知れない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...なぜかその頃私の作品は「苦楽」はじめ「週刊朝日」「サンデー毎日」と上方の雑誌ばかりが歓迎してくれていたので...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...これは当時「苦楽」を編輯(へんしゅう)していた川口松太郎君が執筆したものだった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...すべての苦楽座的道楽演劇を弁護することにヤッキとなっているのだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...苦楽座結成に至る君の論理のすべてを僕は肯定した...
三好十郎 「俳優への手紙」
...それが取り柄で苦楽座は始められたのだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...苦楽座旗挙公演のやられ方と演目は...
三好十郎 「俳優への手紙」
...苦楽座のあげる何かの種類の悲鳴を聞けるであろうと僕は思っている...
三好十郎 「俳優への手紙」
...現在の苦楽座々員諸氏は大部分...
三好十郎 「俳優への手紙」
...自分にとっては重なる苦楽の集るところに...
横光利一 「旅愁」
...」山房の雨六甲苦楽園の雲華庵に宿りて津の国の武庫の山辺の高原(たかはら)の小松の上を...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...苦楽種々、人の家には誰にもあるもの...
吉川英治 「三国志」
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