例文・使い方一覧でみる「苦楚」の意味
スポンサーリンク...彼女は苦楚の表情を浮かべていた... 
...人生は時に苦楚に満ちている...
...彼は苦楚の中で生きてきた...
...苦楚を味わうことで、人間は成長する...
...彼女の歌声には深い苦楚が込められている...
...今や彼等が倒懸の苦楚に堪ふる能はず...
芥川龍之介 「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」
...人類は百般の無用の事に百般の苦楚（くそ）を味（あぢは）つてゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...さうして私は眞正に碎かれざる心の苦楚の故に黯然としてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...此從屬と不安定との苦楚を脱れむが爲に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ほんとにあの戦争の苦楚（くそ）を嘗（な）めた中年以上に多い...
谷譲次 「踊る地平線」
...俺の少年時代は困死せんばかりの苦楚辛痛のうちに過ぎた...
久生十蘭 「湖畔」
...壊血病であわや死籍に入りかけるほどの苦楚をなめたうえ...
久生十蘭 「南極記」
...今目前にその事が出来（しゅったい）したように足掻（あが）きつ（もが）きつ四苦八苦の苦楚（くるしみ）を甞（な）め...
二葉亭四迷 「浮雲」
...翁が芸道保存のために最惨澹たる苦楚（くそ）を嘗（な）めた時代で...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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