例文・使い方一覧でみる「苦心して」の意味
スポンサーリンク...胃の中の物が出そうになるのを抑えつけるのに苦心していた... 
芥川龍之介 「上海游記」
...苦心して見つけ、手を労して写した古画など、二十年、三十年のものでも、判然（はっきり）と今も目に浮かびます...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...絵の上で苦心している気持ちと同じ味のものがあると思います...
上村松園 「無題抄」
...そして三根夫が苦心して秘密撮影してきた怪星ガンの要所要所が一同のまえにくりひろげられていったのである...
海野十三 「怪星ガン」
...夫人に取り入るのに苦心していたのです...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「機密の魅惑」
...世を憂うる人のすこぶる苦心している問題であるが...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...是れを以て閣下は単に議院政略に苦心して内治外交に対する経綸を考慮するに遑あらず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...千代乃は苦心していた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...朝刊新聞が切り売りする卑猥（ひわい）なものを書こうと苦心していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...如何に苦心していたかは...
豊島与志雄 「常識」
...有名な科学者達が如何に苦心して如何なるものを発明したかが書かれているけれど...
豊島与志雄 「新時代の「童話」」
...新らしい人形に苦心していた...
豊島与志雄 「白血球」
...ネロは苦心して描いた大事な絵を提出した公会堂に向かって歩きました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...もしまた美しくなかったらそれは誰の罪？12苦心して学徳をつみかさねた人たちは「世の燈明＊」と仰がれて光りかがやきながら...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...毎日苦心して台所の運用をやっていて夜の茶の間の話題もそれで賑わう...
宮本百合子 「家庭と学生」
...若い時代に大変苦心して大学教育をうけ...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...これらの作家たちは表題に一番苦心している形跡があり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...作者の苦心しているところに気がつかない...
山本周五郎 「新潮記」
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