...わぞわざ苦心して...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ちょうどその頃にドイツのゲーリッケという人が苦心して始めて空気ポンプをつくり...
石原純 「ロバート・ボイル」
...私が苦心して組立てた機械とその製法が実用新案特許を出願して認可されたので...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...苦心して書いた長篇「耽溺」が今年の二月に或雜誌で發表せられてから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...殊に白石さんの場合は私が人知れず苦心して調査しているので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...飴のような延展力を与えることに苦心している...
戸坂潤 「社会時評」
...ネロは苦心して描いた大事な絵を提出した公会堂に向かって歩きました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...夜の目も寝ずに苦心していることの体(てい)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...人の苦心してこしらえた著作や...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つの藝術的イメーヂを構成することに苦心してゐるが...
萩原朔太郎 「宿命」
...吾良が白菊から金を借りようと苦心しているが...
久生十蘭 「だいこん」
...苦心して作り出されたものである...
牧野富太郎 「植物知識」
...心あてに折らばやなどと仰山(ぎょうさん)に出掛けて躬恒が苦心して折らんとしたるにや...
正岡子規 「人々に答ふ」
...女房たちが返事をお書かせしようと苦心している様子を知ると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その両親が自分を奴隷の境遇から買いもどそうと苦心しているのを見て...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それでいま苦心しているのだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...とにもかくにもいろいろと苦心して...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...苦心していたのでござる」「おう……」うめくがようにふたりは顔を見あわせて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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