...彼は毎晩、苦吟しながら詩作に励んでいる...
...昨日の歌合戦で、彼女は苦吟の名手として活躍した...
...彼は苦吟を趣味にしている...
...テレビ番組で苦吟の作り方を教えてくれた...
...蹉跌(さてつ)苦吟自己の驥足(きそく)を伸ばし能(あた)はざることもあるべし...
石橋忍月 「罪過論」
...あたかも稲麻(とうま)竹葦(ちくい)と包囲された中に籠城(ろうじょう)する如くに抜差(ぬきさし)ならない煩悶(はんもん)苦吟に苛(さいな)まれていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...サッパリ理窟が合わんぞ! 蜂須賀巡査は頻(しき)りに苦吟しはじめた...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...それには答えないでしきりに苦吟しつづけていたが...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...五月×日「退潮(エッブ・タイド)」に苦吟...
中島敦 「光と風と夢」
...鳩首苦吟の末これを自殺事件として扱うことに衆議一決し...
久生十蘭 「魔都」
...フレッシュなアイデア浮ばず、苦吟である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...五句を得るに非常の苦吟を感ずべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...その課題もし難題なれば作者は苦吟の余(あまり)見るに堪へざる拙句を為すこと...
正岡子規 「俳諧大要」
...眼を閉じて苦吟し句を得て眼を開く...
正岡子規 「俳人蕪村」
...これを以つて何らかの轉機を生み出したいといふ良心と苦吟はつねにそそいでをります...
吉川英治 「折々の記」
...お互い久しい苦吟(くぎん)の後...
吉川英治 「私本太平記」
...しばし風流陣の苦吟に遊んだ...
吉川英治 「私本太平記」
...思索苦吟(くぎん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...「御苦吟の体(てい)でございまするな」「発句か」「さればで」「いや...
吉川英治 「新書太閤記」
...どう描きうるかがまずさしあたっての苦吟である...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...苦吟しているに違いないと思っている...
吉川英治 「随筆 新平家」
...苦吟の態(てい)にしておく...
吉川英治 「随筆 新平家」
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