...「僕もこの頃では氣分だけは若返る樣です...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...忽(たちま)ち若返る...
海野十三 「大脳手術」
...精神は若返るやうな気がする...
種田山頭火 「其中日記」
...「だが君はますます若返るなあ」と彼は笑いのひまからやっと言った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...急に若返るだろう」「飛(と)んでもない...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...若干生理的に若返るということも決して不可能ではないように思われる...
寺田寅彦 「映画と生理」
...生理的客観的にも若返る証拠と思われるのは...
寺田寅彦 「映画と生理」
...少なくも吾人のいわゆる物理的世界が若返る事は可能である...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...その純真な態度を知つては大に若返るのもいい事だ少しはやるがよいといふのがそそのかす意味...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...砒素を毎日少しづつ呑むと肌の色艶がよくなつて若返るといはれ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...歴史は絶えず古くなる veralten と同時に絶えず若返る verjngen ものである...
三木清 「歴史哲學」
...諸方に蛇と蜥蜴が時々皮を蛻(ぬぎかえ)るを以て毎度若返るとし...
南方熊楠 「十二支考」
...上帝怒って不死性質を人より奪い蛇蜥蜴甲虫などに与えてよりこれらいずれも皮脱で若返ると...
南方熊楠 「十二支考」
...自宅では若返ることもできるのだろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...飲むと若返るかれの癖が...
山之口貘 「酒友列伝」
...死の苦に堪(た)へて若返る天(あま)つ焔の力の雄雄(をを)しきかな...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...また若返る春のため新しき芽と蕾(つぼみ)とを老いざる枝に秘めながら...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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