...どうやら家中の若蔵らしかったが...
山本周五郎 「松林蝙也」
...火の如き勢いが剣の機先を制して、金吾の第一刀はあざやかに、日本左衛門をして瞠若(どうじゃく)たらしめましたが、かれもさるもの、敢て、その殺風に逆らわず、「若蔵、味をやるな」と、軽く扱(あしら)いつつ、老巧に相手の疲れを誘って、その呼吸の急きこんできた頃合をきッかけに、「――さ、出かけるぞッ」と激越に立ち直り、「無駄な足掻(あがき)をやるのは止せ...
吉川英治 「江戸三国志」
...「その生ッちろい若蔵は知らぬが...
吉川英治 「剣難女難」
...それより早くその若蔵(わかぞう)を片づけっちまえ」と新九郎を(あご)で指した...
吉川英治 「剣難女難」
...「若蔵ッ――」鋭い一喝と共に...
吉川英治 「剣難女難」
...若蔵(わかぞう)」「ホ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あの若蔵の嘘っぱちを真にうけて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??