...このパフュームは若紫の香りがする...
...若紫の着物が似合う人には、皮膚が美しく見える...
...もうすぐ春だね、若紫色の花が咲く季節だ...
...若紫は細かな青紫色の波模様が入った白い麻糸で織られた織物である...
...若紫の色の由来は、桑の葉を染めた時に出る色から来ているそうだ...
...若紫の色深く泡さく酒の盃を...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...若紫なる色にしみて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...――若紫が戻ってきた...
高見順 「いやな感じ」
...女は俺が若紫のお馴染さんだったことを知っている...
高見順 「いやな感じ」
...照子や波子のことは考えまいとして若紫を頭に浮べていたのだ...
高見順 「いやな感じ」
...――俺は今、若紫、照子、波子と三人の名を出したが、おいらんの若紫とは照子と同じくヤチをフクことで知り合った...
高見順 「いやな感じ」
...それはトロゲンのおいらんだったあの若紫だ...
高見順 「いやな感じ」
...もしも若紫が兵隊用ピー屋のママさんだったら...
高見順 「いやな感じ」
...アッパッパめいた洋装のママさんがあの若紫とは気がつかなかったし...
高見順 「いやな感じ」
...そうだ、若紫だと、さきに気づいたのは俺のほうだった...
高見順 「いやな感じ」
...左うちわだな」「左うちわにしてあげたいと思ってるのさ」この若紫から俺は...
高見順 「いやな感じ」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...冠(かぶ)つ切(き)りの若紫(わかむらさき)も立出(たちいづ)るやと思(おも)はるゝ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...そのうち若紫を二条の院へ迎えたのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(訳注) この巻は「若紫」の巻と同年の一月から始まっている...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...次の相手は同じ玉屋の若紫であった...
森鴎外 「細木香以」
......
横瀬夜雨 「花守」
...このわたりに若紫やさふらふとうかがひ給ふ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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