...彼は若気の至りで大学を中退してしまった...
...私も若気の至りで大きな借金をしてしまったことがある...
...彼女の浮気は若気の至りだったと後悔している...
...若気の至りで過去のミスを反省し、今後は慎重に行動することに決めた...
...彼の失敗は若気の至りだったが、それでも次のチャンスに挑戦する勇気がある...
...思えば余計な若気の過失(あやまち)...
泉鏡花 「歌行燈」
...血気に逸った若気のあやまちからのことだ...
大杉栄 「獄中記」
...若気の思ひ上りから...
薄田泣菫 「茶話」
...かつて若気の過ちと激しい喧嘩(けんか)とのすえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...つい若気の至りで...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...元はと言えば門弟共の啀(いが)み合いからであったが、互に若気の至り、引くに引かれぬ意地ずくになって、出逢い頭(がしら)に果し合いをしてしまったものだ...
野村胡堂 「禁断の死針」
...若気の過(あやま)ちで人を害(あや)め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...喧嘩なんてやるんだろうなあ? これは間違いなく若気の至りというやつだ」「貴方!」ウージェーヌが彼に向かって叫んだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...若気(わかげ)の失敗が面倒になることが分かろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...若気の至りとか、後で跳ね返るとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...私の若気のあやまちから浮き名を流させることになりました上...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「若気(わかげ)でそんなことを云っているが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「若気の、血気ざかりの、冗談じゃない、片方は貧しい弱い人たちですよ、それを武士たる者が刀で脅やかしたり、はらいせに十人も集まって、私に向って来るならいいが、なんの後盾もない弱いかれらをやっつけ、大けがをさせたうえに職業まで奪う、血気ざかりもくそも、こいつはごく悪質ですよ、こんなやつらと折合ってゆくなんてまっぴらです」「それはわかりましたわ」おたよはやはり含み笑いをしたまま、「――お返しになる謝礼のお金は、どうなさいましたの」「それなんですがね、ええ、おたよはもう怒らないと思うんだが、いつか許しを得た筈なんだが、だって小室さんへ返すのは一両二分だけれども、けがをして寝ている者がいますからね、五人とも家族が多くて、食うに困ってる状態なんですから、それはおたよもいってみればわかると思うんだが、じつに気の毒で哀れで、なんです、どうして笑うんです」「仰しゃればよろしいのに、賭(か)け試合をなすったのでしょう」「つまり、その、つまるところ、そうなんです」彼は赤くなり、気まずそうに笑った、「念流の道場をやっている、津村九郎兵衛という者がいるんです、そこへいって少しばかり強引に申込みました、承知しそうもなかったが、ちょっと怒らせましてね、ふしぎなことに道場のあるじなんて者は、怒らせると賭け試合をやるんですよ、ええ、それはふしぎなくらいです」「小室さまはお受取りになりまして」「受取らないというので置いて来ました、食費や世話になった代もありますからね、婿にならない以上、そういうものも払わないと義理が悪いでしょう」「婿にならないって、なんのことですの」「なんのことって、千草というお嬢さんを私の、いや私をその、……ええと、ああ茶店がある」伊兵衛はなにやら慌てて、向うを指さした、「――ちょっと休みませんか、少し早いが午の弁当をついでに」「いいえ、今のお話をうかがいますわ」おたよは首を振って、屹(きっ)と良人の顔を見た、「その千草とか仰しゃる方は、小室さまのお嬢さまなのですね、そしてあなたがその方の、お婿さまになるというわけなのですか」「いやそれが、それはですね、小室さんがそういう気持でいただけで、私はまるで」彼はまた赤くなり、吃った、「――まるっきり、私は知らなかったんです、本当です、だから、それがわかったので、ますますいられやしない、で、すぐに出て来たんです」「どういう方ですの、そのお嬢さま、おきれいだったんでしょ」「冗談じゃない、てんで、そんな、……要するにそういうわけで、すぐとびだしてですね、それから夜道をかけて五人の家をまわりました、寝ているのを起こして、金を配りましてね、かれらは泣いていましたよ」「年はお幾つぐらいですの、そのお嬢さま」「本当にかれらは泣きましたよ、権六の家では粥(かゆ)を喰べてゆけと云いました、泊ってゆけと云った家もありましたがね、さあ来ました、この茶店でちょっと休みましょう」伊兵衛はこう云うと、さっさと道端の茶店へはいっていった...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...玄蕃允の若気以上...
吉川英治 「新書太閤記」
...なにか世話でもしたことがあったかなあ」「若気(わかげ)とは申しながら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...若気(わかげ)だろうが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何者じゃ!」若気(わかぎ)な三位卿は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あなたも若気の御子息をお持ちのことだ...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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