...彼は若気の至りで大学を中退してしまった...
...私も若気の至りで大きな借金をしてしまったことがある...
...彼女の浮気は若気の至りだったと後悔している...
...若気の至りで過去のミスを反省し、今後は慎重に行動することに決めた...
...彼の失敗は若気の至りだったが、それでも次のチャンスに挑戦する勇気がある...
...若気の一図(いちず)に苛々(いらいら)して...
泉鏡花 「歌行燈」
...若気の至りじゃあるし...
泉鏡花 「婦系図」
...若気(わかげ)の一端の過失のために終生を埋もらせたくないと訓誡もし...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...若気の至りなのだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...それは決して若気のばかさではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...喧嘩なんてやるんだろうなあ? これは間違いなく若気の至りというやつだ」「貴方!」ウージェーヌが彼に向かって叫んだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...けれども若気の一徹に呉羽之介は聴き入れません...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...そなたに、こうして邂逅(めぐりあ)えたのも、いのちがあったればこそじゃ」と孤軒先生なる老人は笑(え)ましくいったが、いくらか、眉をしかめるようにして、「わしはそなたも知っての通り、風々来々の暢気坊(のんきぼう)、世事一切に気にかかることも無いのだが雨の日、風の日、そなたの事だけは、妙に思い出されてならなんだ――もしや、若気のいたりで、力及ばずと知りながら、野望(のぞみ)に向って突進し、累卵(るいらん)を巌壁(がんぺき)になげうつような真似(まね)をして、身を亡(ほろ)ぼしてくれねばよいが――と、思うての――」「師匠菊之丞からも、よくそれをいい聴かされておりますれば、これまでは、我慢に我慢をいたしておりましたが」と、いいかけたとき、久しぶりに旧師と邂逅(かいこう)して、和らぎに充たされた若者の面上には、またも苦しげな、呪(のろ)わしげな表情が返って来た...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...私の若気のあやまちから浮き名を流させることになりました上...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「お友達が若気のあやまちで...
山本周五郎 「竹柏記」
...若気のお過ちにて侍女をお愛し遊ばされた...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...若気の過ちで人を殺しまして以来...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...玄蕃允の若気以上...
吉川英治 「新書太閤記」
...若気のあやまちであります……...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...私はそれもやっぱり若気のいたりだと思うんです...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...その若気(わかげ)を...
吉川英治 「平の将門」
...何者じゃ!」若気(わかぎ)な三位卿は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一族に若気の殿輩(とのばら)もたくさんにおらるるから...
吉川英治 「源頼朝」
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