...彼は若気の至りで大学を中退してしまった...
...私も若気の至りで大きな借金をしてしまったことがある...
...彼女の浮気は若気の至りだったと後悔している...
...若気の至りで過去のミスを反省し、今後は慎重に行動することに決めた...
...彼の失敗は若気の至りだったが、それでも次のチャンスに挑戦する勇気がある...
...私(わっし)あ若気だ...
泉鏡花 「歌行燈」
...若気の至りじゃあるし...
泉鏡花 「婦系図」
...若気の不注意で本を読み始めた...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...後には若気(わかげ)の過失(あやまち)で後悔しているといった...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...血気に逸った若気のあやまちからのことだ...
大杉栄 「獄中記」
...彼はクリストフにたいする若気の美しい情熱に駆られ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あれは若気の至りに酒があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...つい若気の至りで...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...だからその時々に若気の至りでもよいから...
中谷宇吉郎 「私の履歴書」
...「あッ、何故の生害」驚きふためいて止める総左衛門を、左の手に払い退けて、「お蝶を捨てて武芸修業に出たという此の者の父親は拙者だ」「エッ」「綾吉、許してくれ、若気の至り、高名栄達にあこがれて、お前と母親を捨てた罪は免れようが無い、二十年目に酬いられて、武芸自慢の槍先で自分の子を殺したのだ」「父上」綾吉は必死の苦痛を堪えて、右手を桜子に任せたまま、左に父親を探り寄りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...そして若気の過ちも無罪放免としてくれた高貴なる思想を捨て去ることが必要であることを認めた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...机を構へたものゝ何か若気の至りとでもいふかのやうな夢と不安に追はれて転々幾度(いくたび)――鳥跡の霞を追ふが如くに遥なる想ひを酣(のみつ)くさうといふやうな...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...「若気(わかげ)でそんなことを云っているが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...若気の悪戯だなんて云うんですよ」彼はどしんと片足を踏みつけた...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...僧侶としてはまだ多分に若気(わかげ)であった一旅僧の恵瓊の姿が追憶された...
吉川英治 「新書太閤記」
...多分に若気であった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...私という若気な子は...
吉川英治 「紋付を着るの記」
...おまえはわしに、それを渡す義務があろう」「はい」「では、訊くが……」「何なりと、お訊き下さいませ」「郁次郎は、長崎表に遊学中、何か、若気の過ちで、わしに言えぬ秘密を抱いて江戸へ帰って来たのではないか...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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