...若殿樣の御不興を受けた侍(さむらひ)の例もございます...
芥川龍之介 「地獄變」
...あの御年若な若殿様が...
芥川龍之介 「邪宗門」
...若殿様が十五六の御年に...
芥川龍之介 「邪宗門」
...優しく若殿様を御睨(おにら)みなさいました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...」若殿は笑って、「奇妙な病気もあるものだ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...また我が子の勝太郎も仔細(しさい)なく岸に上って若殿のお傍に侍(はべ)っている...
太宰治 「新釈諸国噺」
...若殿時之助様の御寿命を縮めたいと思われるはずもない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...放埒(はうらつ)な若殿金之進の夜遊びを制裁するための定めだつたのかも知れません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若殿附にせられた...
森鴎外 「栗山大膳」
...藤原家の若殿を娘の聟(むこ)に取った下野(しもつけ)辺の判任官位の家柄であって...
柳田國男 「名字の話」
...そして若殿の身にも累が及ぶかもしれないので...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...若殿原(わかとのばら)に先(せん)をかけられまいという心遣いや金づかいに糸目を附けず...
夢野久作 「名娼満月」
...やはり若殿は若殿...
吉川英治 「江戸三国志」
...……しかし若殿」金吾は前後の木立を見廻して...
吉川英治 「江戸三国志」
...若殿でございましたか...
吉川英治 「剣の四君子」
...寺ではよく蓬の餅を若殿へ差上げましたもので」「そうそう...
吉川英治 「私本太平記」
...若殿、お下馬を」「何で下馬せねばならぬ?」「あれ...
吉川英治 「私本太平記」
...吐(ほ)ざいたな」「若殿...
吉川英治 「私本太平記」
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