...しかもその後からは楚(すばえ)をふり上げた若殿樣が「柑子盜人(かうじぬすびと)め...
芥川龍之介 「地獄變」
...若殿様の御一生に...
芥川龍之介 「邪宗門」
...若殿様はいつも晴々(はればれ)と御笑いになって...
芥川龍之介 「邪宗門」
...この一刹那はさすがの若殿様も...
芥川龍之介 「邪宗門」
...「それ! 若殿につづけ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...若殿様に御意見を申上ませう」「イヤ人間のよしあしにかゝはらず...
田澤稲舟 「五大堂」
...若殿も馬に乗る様子もねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若殿時之助樣は二十五でまだお一人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――若殿お命を速かに縮め給へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若殿時之助樣御命を縮めたいと思ふものは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「若殿は此處で殺されたのだよ」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若殿附と称する分家の番頭や...
久生十蘭 「鈴木主水」
...若殿は寛三郎正寧(まさやす)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...……若殿はこう仰せられたそうでございます」金之助は唇を噛み...
山本周五郎 「落ち梅記」
...「即ち佐野源左衛門家の正統なる一女にて若殿...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...ちょうどかれと同年配ぐらいな若殿...
吉川英治 「江戸三国志」
...みすみす、主と仰ぐ若殿が、日ごろ下風に見ている新田党の手にかかって、その自由も蟄居(ちっきょ)の門も、彼らの警固に、ゆだねられた上、「たとえ、高氏殿のおん母たりとも、鎌倉どののみゆるしなくば、お会わせ申すことはならぬ」とまで、へだてられて来たのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...武松は若殿の施恩(しおん)とともに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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