...それを御聞きになった若殿様が...
芥川龍之介 「邪宗門」
...若殿様は私の甥を御供に召して...
芥川龍之介 「邪宗門」
...雨風の日にさへ其立派な風彩で練歩く一人の若殿があつた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...當國の領主日置の若殿忍男(おしを)の君が...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...あの美男子の若殿様だ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...若殿時之助樣御命を縮めたいと思ふものは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若殿樣御手習ひの御手直しなどをいたしました」「御内儀は?」「ほんの假名書きを少しばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若殿様あなたは賞(ほ)めて下さるのが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...女房「オヤマア駿河台(するがだい)の若殿様...
三宅花圃 「藪の鶯」
...依之為祝儀若殿様え組合目録を以御肴一種奉差上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「即ち佐野源左衛門家の正統なる一女にて若殿...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...若殿のお指図を待とう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「玄堂」「はっ」「若殿はおいでの御様子か」「おられるようでございます」「但馬守涼朝(すけとも)の老職...
吉川英治 「江戸三国志」
...若殿のお為を希(ねが)い...
吉川英治 「私本太平記」
...「――若殿...
吉川英治 「私本太平記」
...郷土の若殿ばらが...
吉川英治 「私本太平記」
...何年ぶりかで帰国する若殿を迎え...
吉川英治 「新書太閤記」
...前回、話半分で終ったが、小判を持って養子先の足利藩を逃げ出した細川護美氏は、まだ十六、七の若殿なので、おそらく熊本の自藩へ一目散のつもりだったに違いない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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