...「しかしまづ若い者は...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...あすこの嚊(かかあ)は子種をよそから貰(もら)ってでもいるんだろうと農場の若い者などが寄ると戯談(じょうだん)を言い合った...
有島武郎 「カインの末裔」
...喧嘩でもして年上の者を打つと一村の者は老人も若い者も...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...お前のような若い者が女を思うのはあたりまえだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...若い者にお任せ下されませぬか」八郎太は...
直木三十五 「南国太平記」
...但し、それは老人だけの話で、若い者は、何年にも見たことのない人間の赤ん坊というものが珍しさに、ワイワイ騒ぎながら見物に来たと聞いている...
中島敦 「環礁」
...年寄りと若い者との違ひといふこともあるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い者が思い詰めるのはもっともだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...當代の主人貫三郎は、もう五十過ぎの中老人ですが、四十過ぎてからの道樂者で、若い者と違つて、身上(しんしやう)を危くするほどのことは無かつたでせうが、自分一代に増やした物は、自分一代に費つても構はぬと言つた、不思議な個人主義の信奉者であり、少しは遊藝雜俳などにも通じて居たので、この七つ下りの病ひは、なか/\止みさうもありませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町内の若い者達がいきり立つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い者には退屈な裸麦のことばかり話すような親爺ではなかろうか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...……次から次へ觸れ廻つて村中の者は皆濱の方へ飛び出して若い者達は爭つて漁船に乘つて島の方へ漕いだ...
正宗白鳥 「避病院」
...子どもや若い者の慰(なぐさ)みくらいにしか考えられておるまいが...
柳田国男 「こども風土記」
...今の若い者などと...
吉川英治 「新書太閤記」
...孫新は店の若い者を城内へ使いにやった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...若い者の行状が分らんのだ...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...若い者を一人呼んでもらって...
吉川英治 「松のや露八」
...将来ある若い者には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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