...苣(チシヤ)膾はなつかしかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...苣萵を見つけて買つた...
種田山頭火 「松山日記」
...頭の頂辺(てっぺん)から萵苣(ちしゃ)のようなものを生(は)やして...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...我邦の萵苣(チシャ)に当る...
グリム 中島孤島訳 「ラプンツェル」
...山萵苣(やまぢさの)白露重(しらつゆおもみ)浦経(うらぶるる)心深(こころをふかみ)吾恋不止(わがこひやまず)右二首の歌に在る山治左ならびに山萵苣すなわちヤマヂサという植物につき...
牧野富太郎 「植物記」
...また山萵苣は木なるを此処に置は萵苣の名に依てか...
牧野富太郎 「植物記」
...そして前記の「品物解」すなわち『万葉集品物解』には山治左と山萵苣とを未ダ詳(つまびらか)ならず仙覚抄ニ云山ちさとは木也田舎人は...
牧野富太郎 「植物記」
...山萵苣(『万葉集』)...
牧野富太郎 「植物記」
...そして我邦従来の学者が支那の書物の『典籍便覧(てんせきびんらん)』に在る苦苣苔に充てし(実は中(あた)っていないけれど)この品...
牧野富太郎 「植物記」
...これを見る者は誰れでも直ちに萵苣(チシャ)(チサ)の葉を想起せずには措(お)かない葉状を呈わしている...
牧野富太郎 「植物記」
...また歌中に山萵苣の字が用いてあるのも決して偶然ではなく...
牧野富太郎 「植物記」
...やがて唐苣(とうちさ)だということを思いだした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「そうそう姑上(ははうえ)さまの御好物だった」唐苣は不断草(ふだんそう)ともいって...
山本周五郎 「日本婦道記」
...かの女は畠の隅で唐苣の芽ぶいたのをみつけた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「ひとつも枯らさずに育てよう」菊枝はそう誓いながら唐苣の根をおろしたように自分のいのちもこれで此処(ここ)に根をおろしたと思った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...菊枝ははじめて唐苣を採って食膳(しょくぜん)にのぼせてみた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「これは唐苣ですね」「……はい」「これは不断草ともいうそうで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...舌の上でまろばせては唐苣を味わいつづけていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
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