...しかも優しい濱萵苣(はまさじ)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...苣(チシヤ)膾はなつかしかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...苣萵を見つけて買つた...
種田山頭火 「松山日記」
...頭の頂辺(てっぺん)から萵苣(ちしゃ)のようなものを生(は)やして...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...野萵苣(のぢしや)に菫...
ランボー 富永太郎訳 「饑餓の饗宴」
...我邦の萵苣(チシャ)に当る...
グリム 中島孤島訳 「ラプンツェル」
...畑に俺が摘むものは野蒿苣(のぢしや)に菫だ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...その村ではじめて萵苣(ちさ)やキャベツをつくつた畑の跡だといふことです...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...山萵苣(やまぢさの)白露重(しらつゆおもみ)浦経(うらぶるる)心深(こころをふかみ)吾恋不止(わがこひやまず)右二首の歌に在る山治左ならびに山萵苣すなわちヤマヂサという植物につき...
牧野富太郎 「植物記」
...なお山萵苣は契沖...
牧野富太郎 「植物記」
...そして前記の「品物解」すなわち『万葉集品物解』には山治左と山萵苣とを未ダ詳(つまびらか)ならず仙覚抄ニ云山ちさとは木也田舎人は...
牧野富太郎 「植物記」
...山萵苣(『万葉集』)...
牧野富太郎 「植物記」
...私は上の万葉歌の山治左(ヤマヂサ)もまた山萵苣(ヤマヂサ)も共にいわゆるイワタバコのイワヂシャその物である事を確信するのであるが...
牧野富太郎 「植物記」
...これ山萵苣にむかへたる名なるべし右の書物は今から百二十一年前の文政四年〔一八二一〕に出来たものであるから...
牧野富太郎 「植物記」
...「そうそう姑上(ははうえ)さまの御好物だった」唐苣は不断草(ふだんそう)ともいって...
山本周五郎 「日本婦道記」
...かの女は畠の隅で唐苣の芽ぶいたのをみつけた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「ひとつも枯らさずに育てよう」菊枝はそう誓いながら唐苣の根をおろしたように自分のいのちもこれで此処(ここ)に根をおろしたと思った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...舌の上でまろばせては唐苣を味わいつづけていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
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