...苟も持てる者はこれを與へることによつて初めて實證される...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...苟も議員の一人として陛下の御召集を受けて何番の席を涜す以上は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...苟も天下の憂に先達て憂うることを知るものなればなり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...先生が再(ま)た同じ訓戒を始めからやりなほして『苟も学生が粉黛をほどこして……』と来るので...
辰野隆 「浜尾新先生」
...苟も役人と云ふ肩書を持つて居る奴が...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...誰でも苟も芸術家と云はれん人は皆なさういふ処に入つて行つたと思ふ...
田山録弥 「社会劇と印象派」
...苟も美術として之れを賞翫(しやうぐわん)するにあたり...
綱島梁川 「国民性と文学」
...苟も之れに加らうとするものは試合なり實戰なり先づ其の力を證すべきものと定めた(had first to prove his worth)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...苟もそれが同じく技術である以上同じものでなければならぬと考えられるかも知れない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...苟も侯にして自ら起つて自由黨を率ひば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...故に彼は必らずしも強て現内閣に反對するものに非ず現内閣にして苟も自ら彼れを敵とせずむば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...君にして苟も政党を組織せむとせば則ち君自ら之れを為して可なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...苟も侯にして自ら起つて自由党を率ひば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...苟も紊亂する事無れば...
西周 「尚白箚記」
...苟も日記にして其日記たるの性質を失ひて追記の性質を帶ぶるに至らば...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...苟も日本國に居て政治を談じ政治に關する者は...
福沢諭吉 「帝室論」
...苟も舊時の事物とあれば...
福沢諭吉 「帝室論」
...苟も發展が考へられる限り...
三木清 「歴史哲學」
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