...これ以上の苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)に如何(どう)して耐ゆることが出来るか...
大隈重信 「選挙人に与う」
...例せばここに貪官汚吏(どんかんおり)あって苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)を事とし...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...農民が苛斂誅求を免れようとか平和を得ようとかいう要求と並んで...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...公平無私な官吏(かんり)や苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)を事とせぬ政治家の皆無(かいむ)だった当時のこととて...
中島敦 「弟子」
...それがためには苛斂誅求をやって人民の膏血を絞ることを厭わなかった...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...何しろ最後の王朝時代に政府が思ひ切つた苛斂誅求をして全國に完全な道路網を張つたといふのだから...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...苛斂誅求(かれんちうきう)の訴へがあつた爲に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苛斂誅求(かれんちうきう)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)の訴えがあったために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五十を少し越した筋張った神経質な武家、一刀を提(さ)げて、松(まつ)が枝(え)のお組と、縁先の平次を当分に見比べた姿は、苛斂誅求で、長い間房州の知行所の百姓を泣かせた疳癖(かんぺき)は充分に窺(うかが)われます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして総督は主人のためにも自分のためにも苛斂誅求を逞しくするに後れをとらなかった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...年貢(ねんぐ)の苛斂(かれん)だったためと...
柳田国男 「海上の道」
...苛斂(カレン)ト誅求(チユウキウ)ヲ諸地方ニ生ム...
吉川英治 「私本太平記」
...どんな苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)にも服すしかない...
吉川英治 「平の将門」
...新しく権力を得た地頭(じとう)の百姓に対する苛斂(かれん)などを...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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