...早苗さんをどっかへ隠したのも...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...早苗さんになりすました桜山葉子が岩瀬家に入りこんだのであった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...「早苗さん? ああ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...」ネムの苗...
太宰治 「失敗園」
...苗の発育も、まあ、普通のやうです...
太宰治 「津軽」
...同じ宿屋に飛込(とびこ)んだ矢留瀬苗子は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...漆原といふ苗字(めうじ)を堂々と名乘つて通る家柄だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「どうぞお上りやして……」早苗はさう云はれると吻つとした氣持ちで...
林芙美子 「風媒」
...私を見て笑うてはりますがな……」早苗は嬉しくて胸がどきどきしてきた...
林芙美子 「風媒」
...一應お斷り下さいと申し出ておいたのですがね」「……」早苗は赧くなつてゐた...
林芙美子 「風媒」
...苗字だけ」少女は...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...小さい苗から大木にまで育つが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...日本にて平民に苗字・乗馬を許し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...……先ず思い出すのは、これも書かずともよい事かも知れないが、まあ、思い出すがままに書いて見ると、或年の丁度若苗(わかなえ)の生い立つ頃、――そう、若苗といえば、そんな事のあった数日前、私はあんまり所在がないので草などの手入れをさせていたら、たくさん若苗が生えていたので、それを取り集めて母屋の軒端にそっくり植えさせて水なども気をつけてやらせていたのだった...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...貴重な苗も無事に移植し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...世を指導する地位に立つべき人々のための養いとも飾りともなる道徳論政治論の苗床である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...拾ってすぐ棄(す)てる草の実やどんぐりのようなものから苗株(なえかぶ)あねごとか...
柳田国男 「こども風土記」
...糸瓜(へちま)の苗を植えようかなどと話している...
吉川英治 「親鸞」
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