...苗字(みょうじ)...
石原純 「伊能忠敬」
...門脇(かどわき)中学校三年生の早苗さんと...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...山川博士に化けて早苗さんを誘拐した...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...苗下しにも船でやり刈取るのも船で...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...自然生の桐苗を移し植ゑた...
種田山頭火 「其中日記」
...ドコへその杉苗を植えるのだか一向わかっていない...
中里介山 「大菩薩峠」
...矢留瀬苗子に眼を着けない筈もありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...城中の修理に当って苗字まで許された依右衛門は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...可笑しいと思ひます」笹原は飮みかけた紅茶茶碗を宙に浮かしたまゝ大きい眼をしてぢつと早苗の顏を眺めてゐた...
林芙美子 「風媒」
...私はまだ右種子からの仔苗を見ない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...南天の種子を極めて大量に蒔いて沢山にその苗を仕立ててみると...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...風に従いて遠近の地に飛散しそこに仔苗が生ずる...
牧野富太郎 「植物記」
...二字の苗字を一字に縮めたるは言うまでもなく...
正岡子規 「俳人蕪村」
...柘榴(ざくろ)などの苗木...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...あの辺(あたり)にしかない苗字に古仁所(こにしょ)というのがある...
柳田國男 「地名の研究」
...苗字(みょうじ)が一緒やで株内やと定ってまいが...
横光利一 「南北」
...文覚(もんがく)俗を払い法衣(ほうえ)を飾るといえども悪行なお心にはびこり善苗(ぜんびょう)...
吉川英治 「親鸞」
...……けれど理も智もなく黙々と杉苗を植えている老爺の欲のごときはもっとも崇高な欲望ではありませんか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索