...勿論吾々は最も有望な苗を選ばなければならぬ...
會津八一 「菊の根分をしながら」
...棄苗(すてなえ)の水田(みずた)になった...
泉鏡花 「遺稿」
...一 淡島氏の祖――馬喰町の軽焼屋椿岳及び寒月が淡島と名乗るは維新の新政に方(あた)って町人もまた苗字(みょうじ)を戸籍に登録した時...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...電話で、人の一命にかかわるというお話があったので、早苗さんか、壮二君か、どちらかがゆくえ不明にでもなったのではないかと想像してきました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...早苗さんにぜひ見てもらいたいものは...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...我慢してね」早苗さんは...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...早苗さんがゆうべまで着ていたもの...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...早苗はもちまえの無口からであったが...
壺井栄 「二十四の瞳」
...渋柿)*向日葵(ひまわり)の苗を...
寺田寅彦 「柿の種」
...その婦人の苗字だけは知らなかったのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ゴループチコフという苗字なんですが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...苗の時に人民に金を貸付けて...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...苗にして秀でず、秀でゝ實らざる民族があるので、日本民族を斯かる不幸の運命に遭遇せしめず、順當なる發達を遂げしめ、世界の文化に貢獻すべき一大勢力となすのが我々の責任である...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...卵色の根より苗を生ずる特長ありて...
林芙美子 「小さい花」
...早苗は赤ん坊の父親がこれを見てひそかに滿足してくれるであらうと思ひ...
林芙美子 「風媒」
...私が苗字を訊ねて見ると稍暫く呆然とした後に...
牧野信一 「月あかり」
...この大きくなる苗は常に一本立ちになっているとのことであった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...向うの五枚はあの通り消えちゃったり苗の先が焼けたようになって...
三好十郎 「樹氷」
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