...新たに植樹した文明の苗木が成長して美果を結んだのは争えない...
内田魯庵 「四十年前」
...美しい早苗さんをまるはだかにして...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...早苗さんは二人になったのだ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...帰庵して、胡瓜苗を植ゑ、唐辛苗を植ゑ、種生薑を植ゑ、月見草を植ゑた、イヤハヤ忙しい事...
種田山頭火 「行乞記」
...早苗は正直にそれを信じこんだ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...短冊形(たんざくがた)の苗代は緑の嫩葉(わかば)の勢揃(せいぞろ)い美しく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...楚がます/\南嶺山脈の谿間谿間に生息せる苗族を追ひ詰め...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...その後に出た岩垣松苗の『国史略』は随分初心者に読まれた物であるが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...高山屈指の穀屋の後家さんの男妾(おとこめかけ)を業としていた浅吉という色男の弟だと言われた同苗(どうみょう)政吉――が...
中里介山 「大菩薩峠」
...婦人雑誌の記者崩れで矢留瀬苗子(やるせなえこ)という二十五...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...……先ず思い出すのは、これも書かずともよい事かも知れないが、まあ、思い出すがままに書いて見ると、或年の丁度若苗(わかなえ)の生い立つ頃、――そう、若苗といえば、そんな事のあった数日前、私はあんまり所在がないので草などの手入れをさせていたら、たくさん若苗が生えていたので、それを取り集めて母屋の軒端にそっくり植えさせて水なども気をつけてやらせていたのだった...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...宝永六年(1709)に発行になった貝原益軒(かいばらえきけん)の『大和本草(やまとほんぞう)』巻之七に蛮種としてこの名の植物が出で「三月下レ種ヲ苗生ジテ後魚汁ヲソヽグベシ此種近年異国ヨリ来ル花ハ山吹ニ似テ単葉アリ千葉アリ九月ニ黄花開ケ冬ニイタル可レ愛」と書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...水道の水がたっぷりになり苗代が出来るのは一層何よりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手伝に来ていたフジヤマのばあさんはきょうどろ落しでかえります(この表現覚えていらっしゃる? 苗をうえ終って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...初め小さい桜の木の苗を吉野山から齎し帰つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...薩摩の国に苗代川(なえしろがわ)と呼ぶ古い窯場があります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...しかるに今日の吾々の苗字は...
柳田国男 「家の話」
...苗の青い風がそよそよ吹くようになりました」「わしの力...
吉川英治 「鬼」
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