...小野道風苅茅道心...
田畑修一郎 「盆踊り」
...蕎麦も霜前に苅(か)らねばならぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...麻でも無いものを苅って畑に乾(ほ)してあるのを...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...十五六のが草苅りに往つてたのを...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...何處へ隱し置いてたんだ」平次は話の無駄を苅(か)り取るやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苅萱道心(かるかやだうしん)見たいに神妙にして居りますがね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日和(ひより)のよいころ芝を苅るときは...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...菱苅安夫は長男の安一郎が谷川岳で遭難したことを知った...
久生十蘭 「一の倉沢」
...それから藁塚(わらづか)のあちこちに堆(うずたか)く積まれている苅田のなかを...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...(たてがみ)を苅らば性慾滅(き)ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...まだ少しも苅りませぬ」と厨子王は正直に言った...
森鴎外 「山椒大夫」
...苅る柴はわずかでも...
森鴎外 「山椒大夫」
...突然柴苅りに往きたいと言うのをも訝(いぶか)しがって...
森鴎外 「山椒大夫」
...薩摩川辺(かわなべ)郡加世田村大字津貫字狩集肥後八代(やつしろ)郡下松求麻(まつくま)村字狩集備中吉備(きび)郡大和村大字岨谷(すわたに)字カリアツマリ美作(みまさか)久米郡大倭(やまと)村大字南方一色字苅集リ和泉泉南郡西葛城村大字蕎原(そぶら)小字集リ坂大和宇智郡五条町大字二見字島小字集リ等である...
柳田國男 「地名の研究」
...その家の脇には爺が三月かかって苅った柴が...
柳田国男 「雪国の春」
...畑や苅田の間を通って観音寺山の丘へつき当る...
山本周五郎 「いさましい話」
...「――これなら用心することはあるまい」そして又四郎は苅賀を訪問した...
山本周五郎 「百足ちがい」
...三家老の殺害は、秘密裡に行われたものの、その日、時を移さず、長島の兵は、老職各自の居城を攻め潰(つぶ)すべく、伊勢の松ヶ島、尾州の苅安賀、星崎などの各地へ急派されたので、人みなが、「こうなっては、秀吉との手切れも、お覚悟の上に相違ない」と、とたんに次の大戦を予想したのもむりはない...
吉川英治 「新書太閤記」
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