...南瓜(かぼちや)にや何一つ芸らしい芸がない...
芥川龍之介 「南瓜」
...何にも芸がないと云うて肩腰をさすろうと卑下をする...
泉鏡花 「歌行燈」
...いよいよ芸がないことになる...
太宰治 「猿面冠者」
...それも余り芸がないので...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...要するに芸がないからほかの事は出来ないんだが...
夏目漱石 「坑夫」
...外に何にも芸がないから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...だが、ただの御用聞きでは、芸がない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...小石のままでは芸がない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...今の奴らは一人っきりでひと晩演るだけの芸がないのだというようなこともしかしながら言ったように覚えている...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...ただついて行くのも芸がない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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