...花薄荷(はなはくか)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...花薄荷(はなはくか)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
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高浜虚子 「俳句への道」
...芒塚 去来君が手もまじるなるべし花薄・けさはおわかれの卵をすゝる・トンネルをぬけるより塚があつた(去来芒塚)・もう転ぶまい道のたんぽゝ同宿は遍路坊さん...
種田山頭火 「行乞記」
...其の前には廢工場の汀に茂つた花薄が銀のやうに光つて居る...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...繪具箱を片付ける頃には夕日が傾いて廢墟の汀の花薄は黄金の色に染められた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...野菊や花薄(はなすすき)を道々折っては...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...紅く白く沢々(つやつや)と絹総(きぬぶさ)を靡(なび)かす様な花薄(はなすすき)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ときおり風に乱れている花薄(はなすすき)の上にちぎれちぎれに漂っている雲のたたずまいを何か気にするように眺めやっていたが...
堀辰雄 「曠野」
...そのまわりの花薄(はなすすき)や...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...亀が蛇を呑むと直ぐに花薄荷(マヨラナ)を求めて下しをかけるのを見るとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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