...寂(せき)として残る土階(どかい)や花茨(はないばら)明治三十九年五月二十一日 俳諧散心...
高浜虚子 「五百句」
...花茨(はないばら)が芳(かんば)しく咲き乱れる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...また相語りつつ花茨(いばら)こぼるる畦路(あぜみち)に入り行きたり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...愁ひつつ丘に登れば花茨(いばら)「愁ひつつ」という言葉に...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...花茨の白く可憐(かれん)な野生の姿が...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...前出の「愁ひつつ丘に登れば花茨(いばら)」や...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...花茨(いばら)故郷の道に似たる哉(かな)「愁ひつつ丘に登れば花茨」と類想であって...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...前出の「愁ひつつ丘に登れば花茨」や...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...その同じ心は白梅(しらうめ)や誰(た)が昔より垣の外(そと)という句にも現れ小鳥来る音うれしさよ板庇(いたびさし)愁ひつつ丘に登れば花茨(いばら)などのロセッチ風な英国抒情詩にも現われている...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...愁ひつつ丘にのぼれば花茨(蕪村)と誰も口誦むのは理由がある...
横光利一 「夜の靴」
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