...わが家の庭には立派な花穂が咲いている...
...彼女は振袖に花穂の髪飾りをつけていた...
...この花穂を切って生け花に使いたいのですが、よろしいですか...
...今年は花穂が豊かに実っているそうです...
...花穂の優しい色合いに、自然に癒される...
...四つ葉の上に立つてゐる白い花穂も...
薄田泣菫 「独楽園」
...シラネニンジンの白い花穂に蜜を求める小蝶に...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それに多数の花穂が競い出て赤い花が咲いている秋の風情はなかなか捨て難いものである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その花穂は痩せ花は小さくて貧弱...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...枝端に垂れ下がる花穂の花は調和よく紅緑相雑わり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...紅緑の花咲く蓼や秋の色水際に蓼の垂り穂や秋の晴れ我が姿水に映つして蓼の花一川の岸に穂を垂る蓼の秋秋深けて冴え残りけり蓼の花ボントクタデ(飯沼慾斎著『草木図説』の図)(下方の花穂の一部ならびに果実の二つは牧野補入)婆羅門参キク科の一植物に...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...永く花穂の花軸上に遺っているのを常に見かける...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また陳子(ちんこうし)の『秘伝花鏡(ひでんかきょう)』には「柳、一名ハ観音柳、一名ハ西河柳、幹甚ダ大ナラズ、赤茎弱枝、葉細クシテ糸縷ノ如ク、婀娜トシテ愛スベシ、一年ニ三次花ヲ作シ、花穂長サ二三寸、其色粉紅、形チ蓼花ノ如シ、故ニ又三春柳ト名ヅク、其花ハ雨ニ遇ヘバ則チ開ク、宜シク之レヲ水辺池畔ニ植ユベシ、若シ天将ニ雨フラントスレバ、先ヅ以テ之レニ応ズ、又雨師ト名ヅク、葉ハ冬ヲ経レバ尽(コトゴト)ク紅ナリ、霜ヲ負テ落チズ、春時扞挿スレバ活シ易シ」(漢文)とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...歌に在る十寸穂(マスホ)ノススキは花穂の長大なものをいい...
牧野富太郎 「植物記」
...雌花穂は小形で分枝せる梗端に着き暗赤色を呈している...
牧野富太郎 「植物記」
...面白い事はこの巻鬚は実は茎の変じたものでこれに花が咲いたらそれが花穂になる...
牧野富太郎 「植物記」
...つまり花穂も巻鬚も本来は同物であって...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわちメダケの花叢はかくの如き花穂の相集りて成れるを知る...
牧野富太郎 「植物記」
...花穂の形は大きくてすこぶる著しい姿を呈している...
牧野富太郎 「植物記」
...ススキの花穂を尾花(オバナ)といい...
牧野富太郎 「植物記」
...茎は緑色で枝を分ち花は小さくて多数総状花穂に着き白色の十字花で花中に四長二短の大雄蕊を有する...
牧野富太郎 「植物記」
...グロ的な花穂(かすい)をなしているにすぎなく...
牧野富太郎 「植物知識」
...地下茎(ちかけい)から出(い)で立つ一本の長い茎(くき)の頂(いただき)から一方は花穂(かすい)となり...
牧野富太郎 「植物知識」
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