...それは本郷の新花町といふ粹なところでありました...
石川三四郎 「浪」
...やがて自分の名刺を出してその裏に「本所花町箱舟屋」と書いた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...本郷の湯島新花町百〇一番地――天神様の横を半町ほど入つた所です――に自分で店を開くことになりました...
宇野浩二 「質屋の主人」
...残り三分が源冶店(げんやだな)界隈の浪花町(なにわちょう)...
徳田秋声 「縮図」
...花町ノ仕事師八五郎ト云ウ者ガウチヘ上ッテ...
中里介山 「大菩薩峠」
...大根畑(だいこんばたけ)(本郷新花町)に世帶を持つて居ましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大根畑(本郷新花町)に世帯を持っていましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...待つて下さい」八五郎は間もなく番頭彌七の隱れ家――新花町の裏のさゝやかな格子作りを訊き出して來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本所花町、三つ目通りに、江島屋という万両分限の材木屋のあることを親分もご存じでしょうね」「知ってるとも、先代は七兵衛、――良い男だったが、仕事に熱心な男で敵を作りすぎたから悪七兵衛と言われた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...花町の江島屋を出て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浪花町の方に芸妓屋がのこり...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...浪花町(なにわちょう)などと...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...新花町へ逃げこんだが...
久生十蘭 「鈴木主水」
...本郷の新花町に一軒家をもち...
柳田国男 「故郷七十年」
...早稲田の戸塚から本郷の湯島新花町...
山之口貘 「野宿」
...半月ほどして本郷新花町の下宿に移り...
山之口貘 「私の青年時代」
...まだ花町宮といわれていたとき...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...三丁先は新花町(しんはなちょう)の番屋(ばんや)がある...
吉川英治 「江戸三国志」
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