...その巡査はどたばたして廊下へ飛び出して...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...芳子といふ十二三の妹がどたばた驅けて來た...
石川啄木 「鳥影」
...行来(ゆきき)の人はどたばたと歩いているが...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...どたばた踊つたりして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...下の方で四五人のものがどたばた爪先で廊下を走りつて...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...みんなでどたばたとあちらへ行つた...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...私のどたばた働く姿を寝ながら横目で見て...
太宰治 「佳日」
...私はどたばたとはひり...
太宰治 「津軽」
...そして通りからどたばたという駆け足の音...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...すぐにどたばたとお庄らの控えている傍を通って...
徳田秋声 「足迹」
...絶えずどたばた撲り合の喧嘩がある...
永井荷風 「勲章」
...椽側(えんがわ)をどたばた云わして...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...三人の子供がどたばた茶の間へ乱入して来た...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...やがて長靴の音がどたばたと近づいて来ると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あさい才能の中で何時もどたばたする自覚を失っていることでは...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...どたばたするので...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...どたばたと駆けっこをし...
山本周五郎 「百足ちがい」
...それに、どたばたと、階下(した)も二階も忙しげな跫音が絶えなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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