...そのお蔭でようやくどたばたと蓋することが出来た...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...行来(ゆきき)の人はどたばたと歩いているが...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...叫び声とどたばたする音...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...自分の蒲団をどたばたひいて...
太宰治 「姥捨」
...先生はどたばたと宿の階段をあがって来て私の部屋の襖(ふすま)をがらりとあけて...
太宰治 「黄村先生言行録」
...私はどたばたとはひり...
太宰治 「津軽」
...すぐにどたばたとお庄らの控えている傍を通って...
徳田秋声 「足迹」
...赤帽(ボルトウル)を呼ぶ口笛と鼓沓然鞄(どたばたかばん)を昇降場(ケエ)に投げ出す音...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...やがて長靴の音がどたばたと近づいて来ると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どたばたと足を踏み鳴らしたりして...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...加けにどたばたとあばれられたりしては...
牧野信一 「蝉」
...国男夫婦どたばたやっているところでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どたばたするので...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...さらにがたぴしどたばた賑やかな音響を展開しながら...
山本周五郎 「思い違い物語」
...なにしろ大の男が二人どたばた駆けたり喚いたりするので...
山本周五郎 「思い違い物語」
...……どたばたしたってよ...
山本周五郎 「百足ちがい」
...大きな図(ず)ウ体(たい)を不器用にどたばたさせて...
吉川英治 「江戸三国志」
...それに、どたばたと、階下(した)も二階も忙しげな跫音が絶えなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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