...これも多分に鏡花式の文学分子を含んでいた...
高村光太郎 「自分と詩との関係」
...例えば坊さんが月を見上げて感慨に耽(ふけ)っているところや女の浴衣(ゆかた)が釘にぶら下っておるという妖気(ようき)の漂う鏡花式みたようなものを無闇に作ったが...
高村光太郎 「美術学校時代」
...背景と人物がすつかり鏡花式に出来上つてゐるんで...
永井荷風 「来訪者」
...ゆかないね」鏡花式の舌鋒(ぜっぽう)が...
野村胡堂 「胡堂百話」
...鏡花式とある人は一口にいふ...
長谷川時雨 「水色情緒」
...一篇の花式図をつくりあげて居ります...
牧野信一 「浪曼的月評」
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