...花客(とくい)のほかに...
泉鏡花 「薄紅梅」
...大事なお花客(とくい)である...
泉鏡花 「薄紅梅」
...銭を払った花客だけによく聞こえるために幾対かのゴム管で分配されるようになっていた...
寺田寅彦 「蓄音機」
...耳にさした管を両手でおさえて首をたれて熱心に聞いている花客を見おろすようにして...
寺田寅彦 「蓄音機」
...よく花客(とくい)が知らずにゐるな...
長谷川時雨 「佃のわたし」
...私はいい花客(おとくい)だった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...赤毛布(あかゲット)が上花客(じょうとくい)でなくなった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...店の大事なお花客(とくい)だし...
吉川英治 「脚」
...彼のいちばんお花客(とくい)先は...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...お花客(とくい)すじにも...
吉川英治 「私本太平記」
...よいお花客(とくい)として...
吉川英治 「私本太平記」
...本所にお花客(とくい)が多いから...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...小網町のお花客(とくい)へ寄ってくると云ってたから...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お花客先(とくいさき)の注文を...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...関西から江戸の花客(とくい)を廻り...
吉川英治 「春の雁」
...諸国の女の世界ばかりを花客先(とくいさき)に廻っているので...
吉川英治 「春の雁」
...お花客先(とくいさき)のお宅じゃあ」「肩の凝(こ)りがほぐれないかえ...
吉川英治 「春の雁」
...会津福島の花客(とくい)を...
吉川英治 「無宿人国記」
便利!手書き漢字入力検索