...彼女は小生意気な態度で話し始めた...
...小生意気な態度を示すのは良くない...
...小生意気な態度で上司に反抗するなんて、大きな失敗だ...
...あの子は小生意気な性格だけど、それがかわいいと思う...
...彼は小生意気な発言で周りをひやかした...
...誰かしら酔ひに乗じて小生意気な事でも言出すと...
石川啄木 「刑余の叔父」
...小生意気に尻下(しりさが)り...
泉鏡花 「海異記」
...小生意気な手触りの硬さと無愛想な渋面とは...
薄田泣菫 「独楽園」
...」と小生意気な事を言った...
太宰治 「父」
...」「小生意気に見えるんでしょうかね...
太宰治 「母」
...初めて日本語を使った――その小生意気な運転手君に連れられて一同と共に...
田中英光 「オリンポスの果実」
...悪く云えば小生意気なこの鼻先の笑い方が彼女の癖ではありましたけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...小生意気なところが私の気にかかつた...
田山録弥 「三月の創作」
...あの気障(きざ)な・悟ったような・小生意気(こなまいき)な・ものの言い方だけは...
中島敦 「狼疾記」
...この小生意気なやつを戸口まで送って行きたいんだけど...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...妙にひとつところ小生意気で憎たらしくなってしまうだろう」「…………」コクリと圓朝は肯いた...
正岡容 「小説 圓朝」
...妙に師匠の目からは小生意気で...
正岡容 「小説 圓朝」
...――意気地なし、甲斐性なし! 何という、しッこしの無いおいらなんだ! なぜ、あの小生意気な、上方ものを、あのままにほうって置くのだ? ああやって、昨夜の今日、平気なかおで人を馬鹿にするように、舞台を踏みつづけているあいつを、どう始末をする気にもならないのだ? お初、おめえは、この場から駈けつけて、申し上げます――あなたさまの、おいのちを狙っている奴が、ついそこにおります――と、言いつけることが、なぜ出来ないのだ? お初、おめえは、馬鹿か、阿呆か?だけれども、彼女には、それが出来ぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...(a)人々はいかに小生意気に神を宿命にしばりつけたか(いやしくもキリスト教徒の名をいただくかぎり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小生意気な十二歳の少年が...
柳田国男 「故郷七十年」
...紅花絞(べにばなしぼ)りの職人たちから、「口ばかり達者で、小生意気で、日向(ひなた)で臍(へそ)の垢(あか)ばかり取ってやがる」と、排斥されて、間もなく、世話した者から、「どうも役に立たないので」と、日吉は家に帰されて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...小生意気な口答えをしやがったので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その人も又「そういう小生意気なまねをする小僧はやはり考えものだな」という説で...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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