...彼女は小生意気な態度で話し始めた...
...小生意気な態度を示すのは良くない...
...小生意気な態度で上司に反抗するなんて、大きな失敗だ...
...あの子は小生意気な性格だけど、それがかわいいと思う...
...彼は小生意気な発言で周りをひやかした...
...小生意気(こなまいき)らしい十七八の書生が障子を開けた...
石川啄木 「鳥影」
...各自(てんで)に薬瓶の数多く並んだ棚や粉薬(こぐすり)を分量してゐる小生意気な薬局生の手先などを眺めてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...これが小倉服を着た僕らの部屋の小生意気な給仕であった...
海野十三 「深夜の市長」
...小生意気なまじめ面を俺たちはむしろ軽蔑していた...
高見順 「いやな感じ」
...」と小生意気な事を言った...
太宰治 「父」
...ヤッパリオ爺チャンノコトヲ心配ナスッテイラッシャルンデゴザイマスネ」「子供ノ癖ニ変ニマセテイヤガッテ小生意気デイヤナ奴ダ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...小生意気なことを言ふものではない...
田山録弥 「或新年の小説評」
...小生意気なところが私の気にかかつた...
田山録弥 「三月の創作」
...聞いてみれば先生に相談しなきゃあと小生意気を言いだしやがった...
本庄陸男 「白い壁」
...小さい癖にキイキイと小生意気な文句を吐いた小僧の子役は...
牧野信一 「思ひ出した事(松竹座)」
...妙にひとつところ小生意気で憎たらしくなってしまうだろう」「…………」コクリと圓朝は肯いた...
正岡容 「小説 圓朝」
...妙に師匠の目からは小生意気で...
正岡容 「小説 圓朝」
...――意気地なし、甲斐性なし! 何という、しッこしの無いおいらなんだ! なぜ、あの小生意気な、上方ものを、あのままにほうって置くのだ? ああやって、昨夜の今日、平気なかおで人を馬鹿にするように、舞台を踏みつづけているあいつを、どう始末をする気にもならないのだ? お初、おめえは、この場から駈けつけて、申し上げます――あなたさまの、おいのちを狙っている奴が、ついそこにおります――と、言いつけることが、なぜ出来ないのだ? お初、おめえは、馬鹿か、阿呆か?だけれども、彼女には、それが出来ぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...(a)人々はいかに小生意気に神を宿命にしばりつけたか(いやしくもキリスト教徒の名をいただくかぎり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小生意気なやつはないぞ」ひとりが呶鳴りつけた...
吉川英治 「源頼朝」
...小生意気な口答えをしやがったので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その人も又「そういう小生意気なまねをする小僧はやはり考えものだな」という説で...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...皆はこの小生意気なふうていを見て笑いました...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
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