...内側の袋即ち花冠は吾々を喜ばせる美しい色で飾られてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...一枚の花弁としか見えない花冠になるものだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...吾々は花冠が花の一番大事な部分だと思ふが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...花が小さくて花冠が無く...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...花は萼と花冠の着物を着てゐると云ふ事が分つたところで...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そして花冠は、その美しい色と匂ひとで、子房が此の新しい力をつけられる大事な時をお祝ひする...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...雌蕋のある花は、その花冠の下に、胡桃位の大きさの膨らみを持つてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...一〇七頁「花冠」は詩人が黄昏の途上に佇みて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ここかしこにぴかぴか光る氷柱(つらら)の下がっている柊の花冠の外に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...花冠の美しさだけでなくて花萼(かがく)から葉から茎までが言葉では言えないような美しい色彩の配合を見せていたように思う...
寺田寅彦 「糸車」
...花冠の下半にたれた袋のような弁の上にかぶさるようになった一片の弁は...
寺田寅彦 「病室の花」
...グリンピースや蚕豆が、この島の名物の一つと聞いていたが、さすがにその評判に違わず、白い蝶形花冠が、旅人の目をなぐさめる...
長谷健 「天草の春」
...花は小枝端に着き無柄で形ち大きく下に緑色の芽鱗と萼片とがあって花冠を擁している...
牧野富太郎 「植物記」
...宿存花冠(しゅくそんかかん)の中で長莢(ちょうきょう)状の果実が熟(じゅく)し...
牧野富太郎 「植物知識」
...金髪にばらの花冠のかわいい妖精があらわれ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...渋いやさしい眠りに誘うような香気がその高貴な花冠から放散されます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...翠花冠(はなかんむり)の偽(にせ)役人...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして白無垢の衣裳に花冠をいただき...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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