...ここには花があるんだな...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「イーダちゃんのお花」
...西洋草花がある、また立ち留って見る...
伊藤左千夫 「春の潮」
...そりゃあ綺麗(きれい)な花があるの...
竹久夢二 「先生の顔」
...・こゝろ澄めば月草のほのかにひらく・てふてふとまる花がある・空へ若竹のなやみなし・酔ひざめの水のうまさがあふれる青葉・うしろすがたにネオンサインの更けてあかるく五月二日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...ウソもカネも多いだらう!小郡駅待合室汽車がいつたりきたりぢつとしてゐない子の暑いこと・ふるさとの或る日は山蟹とあそぶこともして飲めるだけ飲んでふるさと・酔うてふるさとで覚めてふるさとで・ふるさとや茄子も胡瓜も茗荷もトマトも・急行はとまりません日まはりの花がある駅・風は海から冷たい飲みものをなかに七月二十八日晴れて暑い...
種田山頭火 「其中日記」
...夏には更(さら)に千鳥草(ちどりそう)の花がある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この肩んところに花があるでしょう...
新美南吉 「病む子の祭」
...花という以上は何万という花がある...
新渡戸稲造 「自警録」
...いつたいどこに花があるのだらう? なんにも眼には見えぬ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...花があるので好んでこちらへ来ただけなのだろうなどと言われそうでしたから」などと...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...どれ一つとしてこの花があることに関して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...テーブルに花がある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...何処に今ごろ咲いてゐる花があるのかな?今ごろ花があつて! あんなに浮れてゐるお花見の連中! ――何だか飛んでもない国に来てしまつたやうな気がする! ……ゆうべ...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...もう散つてゐる花があると見えて地をはたいた翼と一処に粉雪のやうな花片が舞ひ立つた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...ずいぶん珍らし花があるんですて...
室生犀星 「不思議な国の話」
...図らずも信濃桜といふ名の花があることを私は知つたのである...
柳田國男 「信濃桜の話」
...北に進めば則ちハマナスの花がある...
柳田国男 「雪国の春」
...細い枝にも花がある...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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