...「おいてき堀」や「片葉(かたは)の芦(あし)」は何処(どこ)かこのあたりにあるものと信じない訣(わけ)には行(ゆ)かなかつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...小舎――それも富山から十二哩汽車に乗り千垣で下車してから芦峅まで二十町...
石川欣一 「可愛い山」
...芦花公園(ろかこうえん)のむこうですね...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...娘には芦名光司(あしなくわうじ)樣といふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今では浪人の芦名(あしな)光司が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...葭芦しげる入江であつたのだといふし...
長谷川時雨 「河風」
...もう家元芦船も芦雪も歿(なく)なっていた...
長谷川時雨 「神田附木店」
...いまも芦田さんにおたずねしていたところなんですよ...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...今日芦原英了の紹介で若き作家佐藤邦夫来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...八月二十九日(火曜)十二時にニッサンの常務取締役芦田氏の招待で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼は芦の茂みへ分けいり...
山本周五郎 「青べか物語」
...「先生の番だよ」芦(あし)の中の一夜たぶん九月だったと思う...
山本周五郎 「青べか物語」
...葫芦谷(ころこく)の内へ入ることを許された...
吉川英治 「三国志」
...はや葫芦谷(ころこく)の特徴ある峨々(がが)たる峰々も間近に見えた...
吉川英治 「三国志」
...芦屋へ上陸したとのことにございまする」と...
吉川英治 「私本太平記」
...芦(あし)の茂みを透(す)いて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...車も埋まるばかりな葭芦(よしあし)の間の道を幾曲(いくま)がり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人目の立たぬ芦の中に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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