...僕はその芦の中に流れ灌頂(かんじょう)や馬の骨を見...
芥川龍之介 「追憶」
...昼間降りた芦屋の停留所である...
直木三十五 「死までを語る」
...芦花生の不如帰の話より現今家族制の弊や宗教の話して帰る」という風に...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...軽薄者の芦名と親しくして居るのを見て...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...私たちが一高へはいった時、一番は、若くて死んだ仏文学者の福岡易之助君(白水社主)だったが、やがて、芦田、川上の両者が、グングン追いこんで、鼻の差くらいで、終始トップを争ったと記憶している...
野村胡堂 「胡堂百話」
...浪人者の芦名光司といふことになる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...芦(あし)に都鳥(みやこどり)を描いた提灯(ちょうちん)は...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...もう家元芦船も芦雪も歿(なく)なっていた...
長谷川時雨 「神田附木店」
...芦田――だが入口を見張りしている部下のものから...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...芦原英了、佐藤邦夫等来楽...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これも初めて芦の湖を小さい汽船で渡りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...裏の空地の枯れ芦(あし)の中でもいいし...
山本周五郎 「青べか物語」
...枯れた芦荻(ろてき)や裸になった苅田には...
山本周五郎 「風流太平記」
...向うの枯芦を騒がせて...
山本周五郎 「風流太平記」
...風がさっと枯芦を揺りたてた...
山本周五郎 「風流太平記」
...絵絹ににじませたような芦(あし)の洲(す)や寮の屋根などが...
吉川英治 「剣難女難」
...しばし、梁杭(やなぐい)にお舟をつないで」と、先に漕(こ)いで、芦の蔭へ、水先して行った...
吉川英治 「私本太平記」
...見わたす限り蕭条(しょうじょう)として葭(よし)や枯れ芦の江岸(こうがん)にたどり着いていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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