...この風景を造つてゐるものは実は庭の枯芝や池だつたことを発見した...
芥川龍之介 「歯車」
...ここに村右衛門という役者が芝居をしていた...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...そのあひだに芝兼さんを詰ましてしまはなければならないのであるが...
関根金次郎 「手数将棋」
...*人間芝居は人間の喜怒哀楽の五官の感性を超越している...
竹内勝太郎 「人形芝居に関するノオト」
...あんたは芝居なんか見ないで...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...「芝居もいいが、どこか顔を知らねえところへ行こう...
徳田秋声 「爛」
...主人(あるじ)は芝を苅り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...子供(こども)芝居(しばゐ)に手(て)を出(だ)したり...
直木三十五 「長谷川時雨が卅歳若かつたら」
...六法をきってみようというような華美(はで)な芝居気のない男ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は芝口一丁目に住む...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三芝居小屋は鎭守(ちんじゆ)の森の後ろ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...芝居だろうと云ったり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...夜の部、満々員、片岡千恵蔵来訪、又々相当なるさわぎ、芝居、千秋楽気分にてふざけることよろしく、大詰の幕下りるやシャン/\としめて、おめでたう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二回芝居はつく/″\やりきれん...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...うやうやしくお辞儀をすると元気好く芝居小屋をあとに駆け出してしまった...
正岡容 「寄席」
...芝居の花道は能の橋がかりから来て居る事はいふまでもない...
正岡子規 「病牀六尺」
...一週間ばかり前に来たのは普通の封緘葉書で金釘流で『大正十年三月七日を忘れるな……芝居じゃないぞ』といっただけのものだったそうですが...
夢野久作 「二重心臓」
...古き都は「道の芝草長く生い」世の中の無常を思わせるほどに荒れて行く...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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