...――芋粥を食ふ時になると云ふ事が...
芥川龍之介 「芋粥」
...嘗て小説「芋粥(いもがゆ)」を艸(さう)せし時...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...この板の上にはポカポカ湯気の出る薩摩芋若干が並べてある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...――別なことばでいえばお芋がはじめて水にぬれた部分のことを考えればいいのよ――二次元の世界の生物は大きくなる円を感じます...
海野十三 「四次元漂流」
...お芋を一つの円と見たと同じように...
海野十三 「四次元漂流」
...土だらけの里芋の皮を削り落そうとするとき...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...小林先生もその芋女出身だった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...襲撃者は鳶以上であるのに爆撃される市民は芋虫以下に無抵抗である...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...大きな芋の葉を一枚取って来た...
豊島与志雄 「土地」
...芋の葉からはらりとこぼれた露の玉よりも...
豊島与志雄 「道連」
...島に上つて腹一杯芋を喰つたら...
中島敦 「環礁」
...芋銭先生と井村氏は同じ時代に俳句を始めたのであつたとのことで...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...それがフランチソースでその中へ生の玉葱の細かく切ったのと湯煮た青隠元(あおいんげん)とジャガ芋と人参(にんじん)なんぞを極(ご)く小さく切って和(あえ)ます...
村井弦斎 「食道楽」
...それはね先日僕のワイフがお登和さんに教わった薩摩芋料理の一層進化したものだ...
村井弦斎 「食道楽」
...里芋の畑の間を人足どもの慌しい歩調がつづいた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...「競走だよ!」芋畑は...
山川方夫 「夏の葬列」
...そして芋虫(いもむし)のようにころがったまま...
吉川英治 「神州天馬侠」
...山の芋をも提げて来た...
若山牧水 「木枯紀行」
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