...彼女が入場すると、会場は彼女の艶然とした美しさに見惚れていた...
...料理は見た目も良く、味わいも艶然としていた...
...あの女優はスクリーン上で艶然と演じている...
...この本を読むと、アジアの昔話の艶然とした世界に浸れる...
...彼女の髪は艶然としていて、一目で彼女だとわかる...
...その上に裸体(らたい)の美の女神ヴィーナスが髪をくしけずりながら艶然(えんぜん)と笑っているのであった...
海野十三 「恐怖の口笛」
...白い腕をしなやかに辻永の腰に廻して艶然(えんぜん)と笑っていた...
海野十三 「地獄街道」
...」と艶然(えんぜん)と笑って出迎えたのは...
太宰治 「竹青」
...艶然(ぱつ)とした中形單衣...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...逃げ出したりしたら承知しねえぞ」と艶然たる睨みを一つ呉れて置いて...
久生十蘭 「魔都」
...「野郎(サロオ)!」いづみは艶然と笑って...
久生十蘭 「魔都」
...逆上した彦太郎が起きなおって近づこうとすると、女はすっくと立ち上って、あんた、衛生舎の小森さんでしょう、冗談はよした方がよいですよ、と云って、襟をつくろいながら、顎を引いて、艶然と笑った...
火野葦平 「糞尿譚」
...お春は楚々(そそ)として艶然(えんぜん)たる立姿を紅燈に照させながら...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...艶然(えんぜん)として微笑みながら...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...……しかしこれはまたあとで話します」「どちらでもお好きなように」みつ枝はこういって艶然と微笑した...
山本周五郎 「百足ちがい」
...ええ本当ですわ」嬢はそこで艶然と笑った...
山本周五郎 「百足ちがい」
...「つなさんしばらく」かよは艶然(えんぜん)と微笑した...
山本周五郎 「風流太平記」
...かよは艶然(えんぜん)と笑いながら云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...どうした風の吹きまわしかしら」かよは艶然(えんぜん)と笑った...
山本周五郎 「風流太平記」
...その艶然(えんぜん)たるながしめのまま盃を唇へもっていった...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...」とミサコは艶然(えんぜん)とわらうと...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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