...遥(はるか)に濃艶を極めている...
芥川龍之介 「上海游記」
...図‐302私は一人の男が紙に艶(つや)を出しているのを見た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...常になく艶(なまめ)いてゐる...
石川啄木 「鳥影」
...」艶なお師匠さんは...
泉鏡花 「浮舟」
...艶(つや)がなくって...
泉鏡花 「婦系図」
...夜は大楼の音頭(おんど)の色香(いろか)の艶(えん)なるに迷うて...
中里介山 「大菩薩峠」
...だいぶ金を使って風流(ふうりゅう)をやったそうだ」「その人の事について何か艶聞(えんぶん)が――艶聞と云うと妙ですが――ないでしょうか」「いや才三については憐れな話がある...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...それを根に持つてお艶のアラを搜し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この艶女の成れの果てや数奇な半生を経て来た老役者の身の上ばなしや芸談に接する折角の機会を殊更に掴まうとしなかつた...
正岡容 「浅草燈籠」
...限りなく艶麗(えんれい)な...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この艶姿(あですがた)から割り出すと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...深く霧に曇った空も艶(えん)であって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴女(きじょ)らしい艶(えん)なところを十分に備えておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今を時めく寵妃とたれ知らぬはない阿野廉子(やすこ)などの艶姿(あですがた)であった...
吉川英治 「私本太平記」
...艶書を」「それどころじゃあないんですよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...陶土(つち)に脂(あぶら)も艶気(つやけ)もなくなってくる...
吉川英治 「増長天王」
...美艶香(びえんこう)や松金油(まつかねあぶら)を溶(と)きはじめたのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...艶(つや)っぽい唄であれば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??