...色情狂(いろきちがひ)...
泉鏡太郎 「艶書」
...銀行家ロドリゲス・アレサンドロ氏!嗜虐性色情狂(サディスト)の本性を暴露か?」と小傍題(こみだし)まで打っている...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...嗜虐性色情狂者(サディスト)とさえ罵(ののし)って...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...耻ずべき変態性慾者や色情狂者の為すところと混同してはいけない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...多少の変質性と色情狂質とを持つてゐた...
種田山頭火 「行乞記」
...全く色情狂に陥ったその女は...
徳田秋声 「あらくれ」
...色情狂なら御免蒙る』と仰しやつたつてね...
徳田秋聲 「媒介者」
...父は放埒(ほうらつ)きわまる色情狂で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一人の色情狂が佇んでいる...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...「色情狂っていうのは...
夏目漱石 「行人」
...恋愛観の結末に同じく色鉛筆で色情狂※と書いてある...
夏目漱石 「野分」
...及びその色情狂的情調...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...クラフトエービングやフォレールの著書中に散見するような色情狂に想像で成済(なりす)まして...
二葉亭四迷 「平凡」
...萩原君は之を指して色情狂的情調...
室生犀星 「愛の詩集」
...「一種の先天的な色情狂だというんです...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...何ぞ計(はか)らん色情狂だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...色情狂(いろきちがい)め」「勘違いしちゃいけねえ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...この色情狂をふん縛って...
吉川英治 「治郎吉格子」
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