...次第によっては危険なことになりはしないかな」蕗屋はそれを色々と考えて見た...
江戸川乱歩 「心理試験」
...御膳が出て御馳走が色々並んでも綺麗な色取りを第一にしたお正月料理は結局見るだけのものである...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...道徳というと色々語弊があるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...それが欠けていることか! (色々な意味で)対等に話すことの出来る仲間...
中島敦 「光と風と夢」
...それから雨山氏は中村不折畫伯と懇意だといふことから色々のことを聞かせた...
長塚節 「記憶のまゝ」
...色々の話を聞いて驚いていた...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...冬彦先生の前の奥さんが血を吐かれたことに同情して色々と慰めてあった...
中谷宇吉郎 「冬彦夜話」
...私はお前がまるで結婚する女のように色々の物を購入するのを見ていたんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...色々言葉を考へてゐると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...医者なので色々のことを知っていた...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...いや、むしろ、結果、色々の事の結果、そして死の前提であった...
松永延造 「職工と微笑」
...油井は又途中見て来た色々の話をして聞かせる...
眞山青果 「茗荷畠」
...何でも色々な種類を食べて欠乏した部分を補わねばなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...色々の異る意味でいい品が集めてあるということで満足するなら...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...色々の公の役所があった...
柳田国男 「故郷七十年」
...おかげでまだ色々の昔が子供の間に残っている...
柳田国男 「こども風土記」
...其他色々の手數のかゝるものがあるのだが(旅と傳説九卷四號)...
柳田國男 「食料名彙」
...色々の所の日本人が招待して呉れるけれども知らぬ人と食事をするのは...
横光利一 「欧洲紀行」
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