...その時長野氏は深切にも船酔いの妙薬を教えてくれた...
芥川龍之介 「上海游記」
...――要するに長野草風氏が船酔いの薬を用意したのは...
芥川龍之介 「上海游記」
...彼も亦(また)実は憐れむべき船酔い患者の一人だったのである...
芥川龍之介 「上海游記」
...事によると船酔いに罹(かか)ったのは...
芥川龍之介 「上海游記」
...船酔いが出たら――当然出るべきものと考えねばならぬことだ――どうするか...
石川欣一 「比島投降記」
...ついに船酔いも知らずにしまった...
上村松園 「中支遊記」
...前の日の昼飯(それも船酔いをおもんぱかって少量)を食っただけで...
梅崎春生 「腹のへった話」
...船酔いに苦しめられているのは...
高見順 「いやな感じ」
...いまに船酔いするかも知れぬ...
太宰治 「佐渡」
...船酔いして吐きたくなったからでは無い...
太宰治 「佐渡」
...船酔いの気配は無かった...
太宰治 「佐渡」
...常の船酔いがするようにそんなに苦しがっていないくせに...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初から船酔いばかりではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...船酔いを口実にして食堂へ出ず...
久生十蘭 「予言」
...初日、夜の夕食も現れず、船酔いだという...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...船酔いどころかすべてが珍しく...
柳田国男 「故郷七十年」
...船酔いさえ治ればこちらも無駄口ではひけをとらぬ...
柳田国男 「雪国の春」
...船酔いの男、寝ている...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
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