...3泉州小泉の城主片桐貞昌は、茶道石州流の開祖として、船越吉勝、多賀左近と合せて、その頃の三宗匠と称えられた名誉の茶人であった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...朝は船越(ふなこし)村で海女の作業を見...
高濱虚子 「横山」
...妙子は兵庫の産婦人科の船越病院と云うのへ行き...
谷崎潤一郎 「細雪」
...船越病院の一室に移っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...船越から出て来て何年になるね?』曾てこの姪を恋の対照にしたことを思ひ出して私はかう訊ねた...
田山録弥 「ある日」
...私達はその船越の家を出て...
田山録弥 「ある日」
...私は船越から峠を通して逗子へと出た...
田山録弥 「ある日」
...大阪時事の船越君が来た...
田山録弥 「大阪で」
...……そして、わかつたら、明日の朝、お伴しませう』かう言つて、船越君は、親切に、直好翁の墓を調べて呉れた...
田山録弥 「大阪で」
...『この近所ですか?』かう私は船越君に訊いた...
田山録弥 「大阪で」
...其時船越の桟橋から黒の袴をはいて沈み勝ちに上陸して女性は...
光田健輔 「小島の春」
...田ノ浜では十日ほど前からいなくなった(船越小学校長鈴木忠二郎氏報)...
武者金吉 「地震なまず」
...たとえば船越村では「浪頭が白く直線になっていた」...
武者金吉 「地震なまず」
...船越の便があるために淡鹹(たんかん)の漁業を兼ね行い得る...
柳田國男 「地名の研究」
...船越(ふなこし)の半島の突端にも西洋人の住みしことあり...
柳田国男 「遠野物語」
...遥々(はるばる)と船越(ふなこし)村の方へ行く崎の洞(ほこら)あるところまで追い行き...
柳田国男 「遠野物語」
...一〇〇船越の漁夫何某...
柳田国男 「遠野物語」
...浪板から登って二里余りで船越へ下りる...
柳田国男 「雪国の春」
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