...船腹が浸水している...
...船の内部。船腹に避難する。...
...船腹から海に飛び込む...
...船腹に荷物を積む...
...波が船腹に当たる音がする...
...そのうちにメリー号の船腹には...
海野十三 「海底大陸」
...そのとき、竹見がふと気がついたのは、平靖号の船腹に、一隻のボートが、大きくゆれながら、繋留(けいりゅう)していることだった...
海野十三 「火薬船」
...それとぶつかってもおれは知らないぞ」「ちぇ、もう吸血鬼の話は、たくさんですよ」「文句をいわないで、早く船腹の、こわれたところから入りこむんだ」「へえ、へえ、――」隊員たちは、爆薬や水中ハンマーや綱や機関銃などをかついだまま、海底によこたわっている英国商船の中に、ぞろぞろとはいこんで行った...
海野十三 「太平洋魔城」
...船腹に、窓がついていたけれど、この窓さえが、外から、かたく眼ばりをされてあった...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...こっちの船体に異状がないと聞いて、大安心だ」「なにしろ、灯火管制中だから、明りをつけて検査するわけにはいかないが、船腹の鉄板が、爆発のときのひどい水圧で、すこしへこんだらしい...
海野十三 「爆薬の花籠」
...どんと船腹にぶつかった大きなうねりが...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...うっかり呼べないや」火花(ひばな)する船腹(せんぷく)佐伯船長も...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...弾丸(たま)が怪船の船腹に命中してぱっと火花が散ったのを認めた...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...年の毎(は)に船雙(な)めて船腹乾(ほ)さず...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...船腹についたカキは別府湾の潮に浸ると忽(たちま)ち腐って落ちて仕舞(しま)うのである...
高浜虚子 「別府温泉」
...よろよろ船腹の甲板に帰って来て眼前の無言の島に対しては...
太宰治 「佐渡」
...吸殻を落すと船腹に引付(ひっつ)いて落ちてすぐ見えなくなる...
寺田寅彦 「高知がえり」
...矢を射るようにこの若山丸の船腹近く漕ぎつけて来た一隻の伝馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...船腹を見おろしたまま...
中里介山 「大菩薩峠」
...本船の船腹を蛇(へび)の泳ぐように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...船腹にある小さな窓々が浪(なみ)の揺ぎを映していた...
本庄陸男 「石狩川」
...船腹の半ばまで下った時...
牧逸馬 「運命のSOS」
...ぶらんぶらんする足場板に乗って競技的に船腹塗りのレッド・ペンキにまみれる時など...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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