...二百十日の夜に浦賀(うらが)の船番所の前を乗切る時...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...船番所というがあってその座敷で休息する...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...三津浜では藩の船番所を世子の御座所となし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...別に人をやって品川と三崎と伊豆の船番所も当ったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...船番所の眼さへ除(よ)けて通れば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...船番所の眼さえ除(よ)けて通れば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前も一緒に行つてくれるか」「何處までも行きますよ」平次は其處からすぐ豊海橋(とよみばし)の船番所に飛び...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前も一緒に行ってくれるか」「どこまでも行きますよ」平次はそこからすぐ豊海橋(とよみばし)の船番所に飛び...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...斗南(となみ)の白並(しらなみ)というところにある御船番所の御小人に推挙してくれた...
久生十蘭 「奥の海」
...川村孫助がだしぬけに船番所へやってきた...
久生十蘭 「奥の海」
...小名木川が中川へおちるところに船番所がある...
山本周五郎 「菊千代抄」
...今にも、何とかして引き揚げてしまいたいが、対岸に、船番所のある事、河岸をゆく往来の者が、ともすると立ち止まること、物売り船や荷足船(にたり)が絶えず上下しているので、すぐ感付かれてしまいそうな事――『……駄目だ、昼間は』勿論、昼間行動できない事は考えていたので、用意の為、袂に入れて来た白い碁石を、彼は、金の沈んでいる附近へ、夜の目印の為、ザラザラと船べりから撒(ま)いた...
吉川英治 「魚紋」
...船番所が近いので...
吉川英治 「治郎吉格子」
...えびす島の船番所で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...船番所の見廻り舟にでもぶつかると面倒ですから...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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