...船楼(せんろう)は五彩(さい)に塗ってあった...
吉川英治 「三国志」
...まず船楼に懸け並べた弩弓(どきゅう)の弦(つる)を一斉に切って放った...
吉川英治 「三国志」
...もちろん危険な敵地へ入るわけなので、船楼には、二十張(ちょう)の弩弓を張って、それぞれ弩弓手を配しておき、姿は、幔幕(まんまく)をめぐらしておおい隠し、周瑜や魯粛などの大将たちは、わざと鼓楽を奏して、敵の眼をくらましながら、徐々、北岸の水寨へ近づいて行った...
吉川英治 「三国志」
...総じて船首の飾りや船楼は濃厚な色彩で塗りたて...
吉川英治 「三国志」
...船楼の上から、諸大将が、口をそろえて答えた...
吉川英治 「三国志」
...船楼に上って江南を見た...
吉川英治 「三国志」
...ひとりの大将は船楼を馳け上って...
吉川英治 「三国志」
...その中の一船楼から...
吉川英治 「私本太平記」
...船楼(せんろう)の櫓(やぐら)に腰かけている頭領(かしら)の龍巻(たつまき)と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「山のごとく飾り立て」とあるのは船楼や艫(とも)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...船楼に立っていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...三位卿と共に船楼(ふなろう)の欄(おばしま)に立つ阿波守...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――通船楼(つうせんろう)の若いおかみさんは...
吉川英治 「春の雁」
...一商(ひとあきな)いした通船楼(つうせんろう)の若いおかみさんなどは...
吉川英治 「春の雁」
...通船楼の若いおかみさんは...
吉川英治 「春の雁」
...あの通船楼の若いおかみさんの鉄漿(おはぐろ)がまたどこかで嗤(わら)っているような気がするのだった...
吉川英治 「春の雁」
...……誰が」「通船楼のお使いが」澪(みお)つくし金子の勘定を払って清吉は使いに来た通船楼の男と...
吉川英治 「春の雁」
...通船楼のおかみさんの声がした...
吉川英治 「春の雁」
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