...のみならず舷梯(げんてい)を上下するのは老若の支那人ばかりだった...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...殊に一人の老紳士などは舷梯を下りざまにふり返りながら...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...筑後丸の舷梯に登る時にも...
芥川龍之介 「上海游記」
...まっ先に舷梯(げんてい)を降りて行った...
有島武郎 「或る女」
...葉子はそのいまいましい光景から目を移して舷梯(げんてい)のほうを見た...
有島武郎 「或る女」
...見送り人は一斉(いっせい)に帽子を脱いで舷梯のほうに集まって行った...
有島武郎 「或る女」
...やすやすと舷梯(げんてい)を降りて行った...
有島武郎 「或る女」
...舷梯下に、汽艇がついたらしい...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...にこにこ顔で舷梯(げんてい)をのぼって来ました...
海野十三 「怪塔王」
...伯爵が最後に乗りこもうとして舷梯(はしご)に一足かけたとき...
海野十三 「恐竜島」
...舷梯を登ろうとすると...
海野十三 「地球発狂事件」
...舷梯をとことこと登っていった...
海野十三 「地球発狂事件」
...舷梯を上り切ると...
海野十三 「地球発狂事件」
...舷梯を降りて後向きに半身を沈め...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...舷梯をあがり切ったところに...
久生十蘭 「だいこん」
...舷梯には、航海長の小川中佐が煙草をふかしながら、迎えに出ていた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...舷梯(げんてい)がなくなって...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...※田丸の濡れた舷梯(げんてい)を上(のぼ)つて空虚な室に一人寝巻に着更へた時はぐつたりと労(つか)れて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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