...而してそこにある手舵に身をよせて立つて見た...
有島武郎 「潮霧」
...儂は方向舵(ほうこうだ)を静かに廻しながら...
海野十三 「恐しき通夜」
...操舵者と舵輪はじっと空中に停止していて...
海野十三 「火星探険」
...実業家マルタン氏が舵手(だしゅ)だったが...
海野十三 「恐竜島」
...人造人間(ロボット)の方へ方向舵(ほうこうだ)をむけることにしよう...
海野十三 「人造物語」
...方向舵は生きかえったように...
海野十三 「太平洋魔城」
...そして方向舵はもとにかえったが...
海野十三 「太平洋魔城」
...帆(セイル)や舵の位置を固定して...
大阪圭吉 「死の快走船」
...舵手(コクスン)のイズレール・ハンズは注意深い...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...舵が少し狂ふと舟は蘆の中へずれて行つて青い葉が舟縁にざら/\と音をたてた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...あの時頭ごなしに叱りつけないでいゝやうに舵をとつてくれたら...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...小倉の舵(かじ)を命令していた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ぐんぐん舵(かじ)を上げて...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...今では文学のつとめよりも私達の生活の舵とり役の方が専門となつてしまつた...
牧野信一 「三田に来て」
...舵に添うて流れゆく死体の水を切る低い静かな音...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「浅瀬に洗う女」
...とにかく舵を真直ぐに持ちつづけます」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのまま五年も舵輪(だりん)を放さなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...舵(かじ)を止め...
吉川英治 「三国志」
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