...噴射機関等ニマッタク異状ナキニモカカワラズ、速度計ハ零ヲ指シ、舵器マタキカズ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...「舵機(だき)をねらえ...
海野十三 「怪塔王」
...「今だ! 垂直旋回! 敵の舵機を払(はら)え!」と...
海野十三 「怪塔王」
...体あたり戦術でもって怪塔ロケットの舵を半分ほどこわしておきました...
海野十三 「怪塔王」
...操舵席のマートン技師の前に...
海野十三 「火星探険」
...事務長は、舵をとりながら、ノーマ号の船上に、脱走水夫竹見のすがたをもとめたが、どこにいるのか、さっぱり分らなかった...
海野十三 「火薬船」
...舵板(ラダー)の蝶番には長海松(ながみる)が少しばかり絡みつき...
大阪圭吉 「死の快走船」
...他(ほか)にもお前と同じくれえ帆も捲けれぁ舵も取れる者だっているぜ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...舵が少し狂ふと舟は蘆の中へずれて行つて青い葉が舟縁にざら/\と音をたてた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...見る見る中に伊太利へ追い着くと見え伊太利の舵手(だしゅ)ガゼッチも大喝(だいかつ)一声...
田中英光 「オリンポスの果実」
...あの時頭ごなしに叱りつけないでいゝやうに舵をとつてくれたら...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...命知(いのちし)らずの舵手(かんどり)よ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...舵はしつかり握つてゐるつもりでも...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...舵をとることなどを教はりました...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...急に舵を操り直し...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...伊豆の子浦の地方(ぢかた)の見えるあたりまで行ったところで、舵を壊され、船が横倒しになって山のような浪がうちこむ...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...舵を取る以外の何にも注意を払わなかった...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...私はブルさんがいまなお見えない眼を剥いて舵輪を放さないことや...
山本周五郎 「青べか物語」
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